富山市立芝園中学校

富山市立芝園中学校：歴史と伝統を誇る県都の中学校

はじめに

富山県富山市の中心部に位置する富山市立芝園中学校は、長い歴史と伝統を誇る公立中学校です。1947年の開校以来、数々の発展を遂げ、地域社会に貢献してきました。本記事では、その歴史、校舎、著名な卒業生、そして学校生活の様子などについて詳しく見ていきます。

建学の精神と歴史

1947年4月8日、学制改革に伴い、旧神通中学校で開校式が挙行されました。これは県内でも先駆的な取り組みでした。初代校長には、官立富山高校教授であった石井逸太郎氏が就任。440名の新入生を迎え、7学級からなる新しい学校が始動しました。

当初は仮校舎を使用していましたが、1948年9月には富山師範学校跡地に移転。その後、1953年1月には鉄筋コンクリート造3階建ての校舎が完成し、現在の場所に落ち着きました。旧校舎は、富山市立南部中学校となりました。

この間、1951年には校歌が制定され、文部省（現・文部科学省）からもモデルスクールに指定されるなど、高い評価を受けていました。1959年には校旗が樹立、1961年には独立した図書館「廣徳図書館」、1963年にはプール「游龍（あるいは、芝園プール）」が完成するなど、施設の充実も図られてきました。特殊学級の開設（1965年）や技術室の竣工（1968年）なども、教育環境の向上に大きく貢献しました。

2006年には、校舎改築のため、一時的に富山市立安野屋小学校の旧校舎を仮校舎として使用しました。そして2008年、富山市立芝園小学校と共用の新校舎が完成し、現在に至っています。

教育環境と特色

芝園中学校は、富山市の中央部に位置する恵まれた環境にあります。校舎は芝園小学校と共用となっており、小学校と中学校が連携した教育活動が行われています。また、校区は富山市立芝園小学校を主な範囲としていますが、富山市内の他の小学校から通学する生徒もいます。

著名な出身者

芝園中学校は、数々の著名な卒業生を輩出しています。中でも、ノーベル化学賞受賞者の田中耕一氏や、プロサッカー選手として活躍する舘野俊祐氏などは、学校の名誉を高める存在となっています。

文化活動

芝園中学校は、活発な文化活動でも知られています。平成26年度には、文化活動発表会でトランペット奏者の古田俊博氏と作曲家兼ピアノ演奏者の立原勇氏を招き、クラシックコンサートを開催。吹奏楽部との共演なども行われ、生徒たちは貴重な音楽体験をしました。

その他

映画「螢川」の舞台として使用された歴史もあります。また、校歌は山田耕筰氏作曲という、音楽面でも豊かな伝統を持つ学校です。

まとめ

富山市立芝園中学校は、長い歴史の中で培われた伝統と、現代的な教育環境を融合させた、魅力的な学校です。これからも地域社会に貢献し、多くの優秀な人材を輩出していくことでしょう。

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