富山県立有磯高等学校

富山県立有磯高等学校の概要

富山県立有磯高等学校は、かつて富山県氷見市鞍川に位置していた公立の高等学校でした。この学校は、農業や水産業に特化した様々な学科を提供し、地域の教育に大きな役割を果たしてきました。2012年に富山県立氷見高等学校との統合により、閉校となりました。

設置学科

この学校は、以下の主要な学科を設置していました：

• - 農業科学科

- バイオテクノロジー類型
- ガーデニング類型

• - 漁業科
• - 水産食品科
• - 生活福祉科

- 福祉類型
- 生活文化類型

これらの学科によって、生徒は農業や水産、さらには福祉に関連した専門知識と技術を習得することができました。

沿革

有磯高等学校の歴史は1919年にさかのぼり、氷見郡立農学校として設立の許可を受けたことから始まります。1920年には校舎が建設され、創校記念式典が開催されました。1938年には学校名が変更され、1948年には新たな学制改革により、富山県立氷見農業水産高等学校となりました。その後、1951年に富山県立有磯高等学校として独立し、様々な学科が設置されました。

1970年には創校50周年の記念式典が行われるなど、学校は地域と共に成長を続けましたが、2004年には新たな移転工事が行われ、最終的には2009年の統合により全学科での募集が停止。2012年には閉校式が行われました。

校舎と文化

学校敷地内には万葉集の歌を刻んだ3基の歌碑があり、地域の文化との繋がりを持っていました。校歌は、著名な詩人室生犀星が作詞、作曲家平井康三郎が作曲したもので、学校の精神を表現しています。

部活動

有磯高等学校には多様な部活動があり、運動部には女子バレーボール、女子テニス、ハンドボール、卓球、野球、柔道、弓道などがありました。また、文化部では美術や書道、吹奏楽、理科などが活動していました。これにより、生徒たちは多角的な才能を伸ばすことができました。

閉校後

学校が閉校した後、その校舎と体育館は転用され、2014年に氷見市役所庁舎が移転する際に利用されています。これは、地域活動や市民サービスのインフラとして新たな役割を果たしています。

このように、富山県立有磯高等学校はその長い歴史と教育内容を通じて、地域に根ざした重要な存在であり続けた教育機関でした。

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