富里村 (茨城県)

富里村（とみさとむら）

富里村は、1955年（昭和30年）2月1日から1956年（昭和31年）3月31日までの約1年間、茨城県猿島郡に存在した村です。現在の坂東市北部に位置しています。

歴史

富里村の歴史は、明治時代の町村制施行に遡ります。

1889年（明治22年）4月1日：町村制の施行により、猿島郡に以下の2村が成立しました。
生子菅村（おぶすげむら）：生子村、菅谷村、生子新田が合併して成立。
逆井山村（さかさいやまむら）：逆井村、山村が合併して成立。

これらの村は、それぞれ地域の特性を活かしながら発展を続けました。

1955年（昭和30年）2月1日：生子菅村と逆井山村が合併し、新たに富里村が発足しました。この合併により、地域の資源と人材が統合され、村の発展が期待されました。

1956年（昭和31年）4月1日：富里村は、沓掛町（くつかけまち）と合併し、富里町（とみさとまち）が発足しました。しかし、同日中に町名が改称され、猿島町（さしままち）となりました。これにより、富里村はわずか1年あまりの歴史に幕を閉じ、その行政区域は猿島町へと引き継がれました。

富里村は短命に終わりましたが、その存在は、現在の坂東市北部の地域形成に重要な役割を果たしました。村の合併と町への移行は、地方自治の変遷を示す一例と言えるでしょう。

現在

富里村があった地域は、現在は坂東市の一部となり、その名前は行政区画としては残っていません。しかし、地域の歴史を語る上で、富里村の存在は欠かすことができません。この地域を訪れる際には、かつてこの地に富里村が存在したことを思い起こし、歴史の重みを感じていただければと思います。

関連項目

茨城県の廃止市町村一覧
* 岩井市（現在の坂東市の一部）

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