寒川町消防本部

寒川町消防本部の沿革と役割

寒川町消防本部は、神奈川県高座郡寒川町の消防部局として設立され、町全体の安全を守るために機能していました。この施設は、1971年4月1日に設立され、以降地域の消防活動を支えてきました。

施設概要

• - 所在地: 高座郡寒川町宮山396
• - 管内面積: 13.42平方キロメートル
• - 職員数: 53人
• - 消防署: 1カ所

主に以下の消防機械が配備されていました（2020年4月1日現在）：

• - 普通消防ポンプ自動車: 1台
• - 水槽付消防ポンプ自動車: 1台
• - 化学消防自動車: 1台
• - 高規格救急自動車: 3台
• - 指揮車: 1台
• - 救助工作車: 1台
• - 予防車: 2台
• - 資機材搬送車: 1台

これらの機械は、消防出動や救急活動に使用され、地域住民の安心・安全を確保するための重要な役割を果たしていました。

設立と過去の変遷

初期の活動と庁舎の新設

寒川町消防本部は開設当初から地域住民に対する防災・消防活動を行ってきました。1975年には新しい消防庁舎を寒川町役場近くに開設し、より効率的な業務運営が可能となりました。

庁舎の改築

1990年代初頭になると、庁舎は改築され規模も拡張。新しい消防庁舎は、寒川町健康管理センターの隣に位置する現在の宮山396に移転しました。この移転により、消防本部は最新の設備を持つ施設として再出発しました。

技術の進化と指令センターの設立

2016年に入ると、茅ヶ崎市との協力体制が強化され、寒川町消防本部は茅ヶ崎市消防本部内に新たに設置された消防指令センターの運用を開始しました。この指令センターは、両地域の消防活動を一体的に管理するために重要な役割を担うことになりました。

廃止とその後

2022年には寒川町消防本部が解散し、茅ヶ崎市と寒川町の消防活動は広域化されました。これに伴い、寒川町消防本部の業務は茅ヶ崎市消防本部に継承され、町内の消防署は「茅ヶ崎市消防署寒川分署」として新たなスタートを切ったのです。

組織構成

寒川町消防本部は、消防総務課と予防課を含む本部と、警備第1担当及び第2担当の消防署から成り立っていました。このような組織構成により、消防業務の効率化や細分化が図られていました。

まとめ

寒川町消防本部は、地域の安全を守るため、設立から数十年にわたり多くの重要な施策と活動を行ってきました。近年の消防の広域化により、その役割は新たな形として継承されていきますが、消防業務に対する情熱と使命感は、今もなお受け継がれています。

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