寺尾 (新潟市)

寺尾（てらお）

新潟県新潟市西区に位置する寺尾は、独立した町名として存在し、住居表示が実施された地域です。郵便番号は950-2052で、1889年から現在にかけての歴史を有しています。寺尾は信濃川の下流、東側の砂丘地帯に広がっており、もともとは江戸時代に存在した寺尾村新田の一部です。この地域の名前は、清徳寺に由来しており、その位置にちなんで名付けられました。

地理と隣接地域

寺尾町は、北から東回りに周囲の町字と接しています。近隣には西小針台や寺尾朝日通、寺尾前通といった地域があります。また、寺尾東、寺尾上、寺尾台といった町字も近くに位置しており、これらの町名はそれぞれ異なる特徴を持っています。

歴史

江戸時代初期には、内野村の清徳寺の設立者である明籍が加賀国からこの地に移住し開発したと言われています。この地域はその後、幾度となく形を変えながら発展してきました。1977年から1984年の間に、多くの町字が分立し、新たに小針や寺尾を冠した町名が誕生しました。具体的には、小針西、小針南、寺尾台などがその一例です。

分立町字の詳細

• - 小針西（こばりにし）: 1977年に分立したもので、寺尾の一部でした。
• - 西小針台（にしこばりだい）: 1981年に分立し、1丁目から3丁目まであります。元々は寺尾と上新栄町の一部です。
• - 小針南（こばりみなみ）: 1984年に分立し、寺尾、寺尾前通、小針の一部を含んでいます。

これらの分立町字は地域の名前に新たな要素を加え、住民にとっての地理的な意義を深めています。

年表

寺尾の歴史を振り返ると、1889年4月1日に下坂井輪村の大字として合併し、その後1901年には坂井輪村の大字となりました。1914年には寺尾村新田から寺尾に名称が変更され、1954年に新潟市の大字に編入されました。さらに、2007年には新潟市が政令指定都市に移行した際に、西区の大字とされています。

人口と学区

2018年1月31日の時点での世帯数や人口のデータがあり、地域の状況を示しています。また、小・中学校の学区に関しては、地域内の市立小・中学校の学区に基づいて決定されています。

例えば、新通小学校の校区は新設校の開校までの期間限定で申請により他の学校への通学が可能な地域もあります。

交通

地域を結ぶ重要な道路として、新潟県道16号新潟亀田内野線が存在し、寺尾町の交通利便性を支えています。これは市民の日常生活において重要な役割を果たしています。

このように、寺尾町は地理的、歴史的、社会的な背景を背負った地域であり、今も多くの住民がその魅力に触れながら生活しています。

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