寺杣友秀

寺杣 友秀（てらそま ともひで）

寺杣友秀氏は、日本を代表する数学者の一人で、主に代数幾何学の分野で業績を残しています。1958年8月11日に生まれ、東京大学での長いキャリアを経て、多くの数学的貢献をしています。彼は東京大学の名誉教授の他、法政大学で教授を務め、多岐にわたる教育活動を行っています。

学歴

寺杣氏は、まず1977年に神奈川県立平塚江南高等学校を卒業。その後、1982年に東京大学の理学部数学科を卒業し、1984年には同大学院の理学系研究科数学専攻修士課程を修了しました。さらに研究を続け、1987年に博士課程も修了し、理学博士の学位を取得しました。

職歴

彼の職歴は多岐にわたります。1987年には日本学術振興会の特別研究員として活動を開始し、1988年には学習院大学の助手、1989年には千葉大学の講師に就任しました。1992年には東京都立大学の助教授に昇進し、その後1995年には東京大学大学院数理科学研究科の助教授に就任しました。2002年からは同大学の教授としして活躍し、2019年に退官するまで多くの学生を指導してきました。

退官後は、東京大学の名誉教授となり、法政大学で理工学部の教授として再び教育の場に立つことになりました。特に経営システム工学科での教授職に就いており、数理的な視点から経営に関する事柄にも関与しています。

業績

寺杣氏は、数学界での高い業績でも知られています。特にザギエ予想の解決に寄与したことや、ドリーニュ予想への重要な貢献は特筆すべき成果です。また、彼は2019年6月から一般社団法人日本数学会の理事長を務め、2期にわたって数学界の発展に寄与しました。これらの業績は、国内外での評価を受け、彼の名前は数学の分野で広く知られています。

受賞歴と講演

寺杣氏の業績は数々の賞によっても評価されています。2004年には日本数学会の代数学賞を受賞し、さらに2006年にはマドリードで開催された国際数学者会議（ICM）で招待講演を行う機会を得ました。これらの経験は、彼の学問的キャリアにとって大きな足跡となっています。

外部リンク

さらに詳細な情報や最新の活動については、彼の公式ページをご覧ください。また、彼のプロフィールについては、HMV&BOOKS onlineのページも参照できます。

寺杣友秀氏は、代数幾何学の分野において日本の数学界を牽引し続けている重要な存在であり、今後の活躍にも期待が寄せられています。

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