対馬市消防本部

対馬市消防本部の概要と歴史

対馬市消防本部は、長崎県対馬市に位置し、同市全域にわたる消防業務を担っています。本部は厳原町桟原にあり、広大な管轄区域での火災や災害への迅速な対応を目指しています。管理エリアは708.63平方キロメートルに及び、多くの消防関連施設と機器を配備しています。

組織構成

対馬市消防本部は、以下のような組織体制を整えています。

• - 消防署：本署1カ所と、消防支署2カ所、さらに出張所が3カ所と分遣所2カ所設置されています。
• - 職員数：消防職員は標準で36名おり、地域の安全を確保するために活動しています。

主力機械

消防本部には、以下の主力機械が配備されています。

• - 普通消防ポンプ自動車：6台
• - 水槽付消防ポンプ自動車：2台
• - 救助工作車：2台
• - 化学車：3台
• - 救急自動車：7台

これらの消防機器を利用して、地域住民の安全を守ります。

沿革

対馬市消防本部の歴史は1974年（昭和49年）に始まります。この年の3月28日にポンプ車3台が導入され、4月1日には「対馬総町村組合消防本部」が設立されました。初の消防長には酒井豊氏が就任し、消防署長には苑田幸人氏が選ばれました。

初期の活動

設立初年度から消防職員36名が配置され、同年6月1日には業務が開始されました。また、5月には救急車が数台寄贈・配備され、迅速な救急対応が可能となりました。この年に新設された豊玉出張所や上県出張所の業務も、12月に開始されました。

組織の拡充

その後も1975年にかけて指令車や救急車が次々と配備され、地域の消防体制が強化されていきました。また、1976年には消防無線が設置され、情報伝達のスピードが向上しました。さらなる支社や出張所も整備され、活動範囲が広がりました。

現代の変革

2004年には対馬市の市制施行に伴い、対馬総町村組合消防本部が解消され、現在の対馬市消防本部が設置されました。2014年には組織の再編が行われ、各出張所が支署へと改称されるなど、運営の効率化が進められました。

最近の2023年10月には中部支署の新庁舎が完成し、業務が開始されました。これにより、地域のニーズに応えるための機能が一層強化されました。

まとめ

対馬市消防本部は、長い歴史を有し、地域住民の安全を守るために不断の努力を重ねています。様々な防災体制や先進的な設備を持って、地域の安心・安全を確保するために活動しているこの消防本部の存在は、対馬市にとって欠かせないものとなっています。

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