対魔忍アサギZERO

対魔忍アサギZERO

『対魔忍アサギZERO』（たいまにんアサギゼロ）は、BLACK LiLiTHが2018年8月31日にリリースしたアダルトゲームです。本作は対魔忍シリーズの第16作目であり、対魔忍アサギの10周年を祝う作品でもあります。クリエイターのカガミが原画とキャラクターデザインを手掛けており、シリーズ初のAndroid版配信も実施されました。

本作の舞台は、『対魔忍アサギ3』で再構築された世界です。物語では、未だ結成されたばかりの「対魔忍」と主人公アサギとの関係が描かれています。さらに、登場キャラクターの設定やビジュアルが一新され、一部のエンディングには吸血鬼となったアサギも姿を見せます。

あらすじ

人間と魔族の不干渉は終焉を迎え、彼らの結託による犯罪が社会問題化しています。こうした状況を受け、日本政府は暗闇の中で活動する忍者集団「対魔忍」を組織しました。物語の主役である井河アサギは、政府への不信感から対魔忍としての活動を辞退し、独自に魔族を追っていました。

そんな折に妹・さくらの失踪事件が発生します。アサギは妹を探すため、対魔忍養成機関である五車学園に転校し、そこで紫という許嫁に温かく迎えられることになります。学園生活を送りながら、アサギはさくらを探し続けます。

しかし、一方でさくらはふうま家の一員である蜂矢利助の陰謀に騙され、サクラレディとしてカオス・アリーナに潜入するも、その野望は失敗に終わります。彼女は残酷な凌辱を受け、さらに“魔種”を移植されることになります。アサギもまた、さくらを救出しようとしたところをスネークレディに捕らえられます。

最終的に、七名の五車・井河同盟部隊の協力により、さくらとアサギは無事救出されることとなります。こうしてアサギと彼女の仲間たちは、困難を乗り越え妹を救い出すことに成功します。

登場人物

• - 井河 アサギ: 主人公で、対魔忍の一族・井河家の当主。父の死により政府への不信を抱きつつも、妹を救うために奮闘します。

• - 井河 さくら: アサギの妹で、影遁の術を操る対魔忍。五車学園での生活を通じて、成長を遂げる姿が描かれます。

• - 八津 紫: アサギの許嫁であり、五車学園の生徒会長。アサギを救うため、数々の困難に立ち向かいます。

• - 山本信繁: 対魔忍と政府をつなぐ事務方のトップで、五車学園の校長でもあります。複雑な立場に置かれながらも物語における重要な役割を果たすキャラクターです。

• - 甲河 朧: 五車学園の教師で、アサギのクラスの担任を務めます。彼女の成長を見守る存在です。

キーパーソンとなる人物たちの絡み合う物語は、緊迫感や感情の葛藤を生み出します。さらに、作品内には新しい能力や設定が加えられ、プレイヤーに新鮮な体験を提供しています。

用語解説

• - 新港区: 作中の舞台で、無法が横行する危険なエリアです。
• - 魔種: 脳内に移植される魔界の医療技術製マイクロチップで、使用者に様々な影響を与えます。

反響

『対魔忍アサギZERO』は、萌えゲーアワード2018の受賞作品でもあり、そのエロス描写やバトルシーンに高い評価を受けています。また、作中でのアサギの学生生活は新鮮であり、多くのファンから称賛されています。

本作は、複雑な人間関係や暗い背景を持ちながらも、キャラクターたちが互いに助け合い、成長する姿が描かれており、プレイヤーを引き込む魅力に満ちています。

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