専修大学グリーンマシーン

専修大学体育会アメリカンフットボール部グリーンマシーン

専修大学に所属するアメリカンフットボールチーム、グリーンマシーンは、1963年に創部されました。そして、関東学生アメリカンフットボール連盟の2部リーグAブロックに所属しています。チームのカラーはグリーンとホワイトで、長い歴史を有しています。

歴史の歩み

グリーンマシーンは、最初は同好会としてスタートしましたが、1965年に関東大学連盟に加盟しました。この改革により、チームの組織が強化され、他の名門校と競り合う土台が整いました。1978年には、「グリーンマシン」という愛称が採用され、以降、チームの象徴となっています。

1981年には関東学生連盟の1・2部制移行にともない、見事に2部リーグで完全優勝を果たしました。この時、259ポイントを得点し、失点はゼロという素晴らしい戦績を記録しました。これによって、1部リーグへの昇格も成し遂げました。その後も1986年には1部Bブロック初の無敗優勝を達成しましたが、関東選手権パルサーボウルでの初出場は日本大学に敗れ、残念な結果に終わりました。

1991年には、再びのブロック優勝を掴み、日産パルサーボウルで初めての優勝を果たしました。その試合では、連覇を続けていた日本大学を下したことで関心を集め、甲子園ボウルには初出場となりましたが、関西学院大学と対戦し、惜しくも敗退しました。

その後も、チームはさまざまな 変動を経て、2016年には2部降格を味わうことになりますが、2017年にはリーグ戦で優勝し、入れ替え戦でも勝利を収めて1部に戻ることに成功しました。2021年には再び全勝優勝を記録し、2022年からは1部BIG8に挑んでいますが、残念ながら2023年には成蹊大学との入れ替え戦に敗れ、再び2部に降格しました。

主な成績

グリーンマシーンは、甲子園ボウルで1991年に関西学院大学に挑み、試合は20－25で惜敗しました。また、関東大学選手権では1991年に初優勝を成し遂げ、準優勝は3度（1986、1995、2002年）に及びます。特に、1991年には日本大学を相手に33－31で勝利し、華々しい結果を残しました。

定期戦では、近畿大学とは1985年から対戦を続けており、専修大学が13勝を挙げています。

地域貢献と育成

グリーンマシーンは、地域社会へも積極的に関与しています。2009年からは、小中学生を中心にしたアメリカンフットボールチーム「ジュニアグリーンマシーン」や「リトルグリーンマシーン」の指導を行っており、若い世代へのアメリカンフットボールの普及にも貢献しています。これにより、身体能力の向上だけでなく、論理的思考や目標達成に向かう姿勢を育むことを目指しています。

定期的に開催される無料体験教室では、基本練習が行われ、安全なタッチフットボールの取り組みも行っています。これにより、アメリカンフットボールの魅力を多くの人々にも伝えています。

有名な出身選手

これまでに、多くの有名選手がグリーンマシーンから輩出されています。渡辺雄一や清水謙、鈴木將一郎、青木大介など、彼らはそれぞれのチームでその名を馳せ、特に2011年のIFAFアメリカンフットボール世界選手権の日本代表選手としても知られています。

結論

専修大学体育会アメリカンフットボール部グリーンマシーンは、その長い歴史の中で多くの転機を経験しながらも、地域社会への貢献と若い世代の育成に注力し、名門チームとしての地位を築き続けています。今後の活躍に目が離せません。

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