専修大学体育会サッカー部

専修大学体育会サッカー部について

専修大学体育会サッカー部は、神奈川県川崎市に位置する専修大学のサッカーチームです。本クラブは1961年に同好会として創立され、その後東京都大学蹴球連盟に加盟しました。活動のスタートは関東リーグの7部から始まりましたが、徐々にリーグのレベルを上げていくことになります。

歴史の歩み

設立から数年後の1976年、専修大学は関東大学2部リーグに昇格しました。そこから6年間を2部リーグで過ごすも、1982年の入れ替え戦で東京学芸大学に敗れ、東都大学リーグに降格してしまいます。しかし、この1年後には再び2部リーグに戻るも、再度入れ替え戦で慶應義塾大学に敗れ再降格。こうした苦境を乗り越えて、クラブは再び力をつけてきました。

1994年には、創部以来初めての天皇杯本戦に出場。浦和レッズとの対戦で1-3と敗れたものの、大学全体での応援が印象的でした。翌年には関東大学2部リーグで優勝を果たし、名実共に実力を付けていきます。1999年にも天皇杯に出場し、山形FCや国士舘大学を相手に勝利を収め、3回戦まで進出。しかし清水エスパルスに敗れてしまいます。

2000年代には著しい成長を見せ、2003年には東京都リーグで3位となり、関東大会へ出場。ここでは中央学院大学、早稲田大学、拓殖大学を次々と破り、再び関東2部リーグに昇格しました。特に2005年には、新監督の源平貴久が就任し、最終節での劇的な勝利により初の関東大学1部リーグ昇格を決めることになります。これも、専修大学サッカー部の歴史において重要なマイルストーンでした。

近年の成績

2010年代に入ると、再び1部リーグでの戦いが始まり、2009年には2部に降格するも、2010年に優勝して1年で昇格。そして2011年には1部リーグでの優勝を達成し、更に全日本大学サッカー選手権大会でも初の優勝を遂げました。この時期には、1部リーグでの4連覇（2011年〜2014年）も果たし、62年ぶりの快挙として名を挙げられました。

特に注目すべきは、OB選手たちがプロとしても成功を収めたことです。2017年には長澤和輝が初めて日本代表として選ばれ、2019年には仲川輝人がJリーグの最優秀選手賞を受賞しました。

2020年代には、厳しい時代も迎えましたが、2021年に関東2部から神奈川県大学サッカーリーグに降格。その後、2022年に神奈川県大学サッカーリーグで優勝し、2023年からは新設された関東3部リーグに昇格しました。2024年3月には源平貴久監督が辞任し、OBである東大樹が監督代行に就任しました。

主な成績

• - 天皇杯: 本大会出場 2回（1994, 1999）
• - 全日本大学サッカー選手権大会: 優勝 1回（2011）
• - 関東大学サッカーリーグ: 1部優勝 4回（2011, 2012, 2013, 2014）

専修大学体育会サッカー部は、これからも地域のサッカーファンや学生たちに愛される存在であり続けることでしょう。

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