専修大学松戸中学校・高等学校

専修大学松戸中学校・高等学校の概要

専修大学松戸中学校・高等学校は、千葉県松戸市上本郷に所在する私立の中高一貫校です。愛称は「専松（せんまつ）」で、地域や卒業生から広く親しまれています。本校は、1958年に設立の許可を受け、翌1959年に開校しました。開校当初から専修大学の関連校として、高い教育水準を誇り、多くの生徒が他大学への進学を目指しています。

沿革

1958年12月に専修大学松戸高等学校の設置が許可され、1959年4月に初代校長として専修大学の教授が就任しました。翌月には仮校舎で授業が開始され、その後、校舎や体育館などの施設も充実していきました。

学校法人専修大学が初期の運営を行い、1985年には第二運動場が新設されるなど、教育環境が整備されました。2000年には専修大学松戸中学校が開校し、中高一貫教育がスタートします。その後も様々な教育制度の導入や施設の改善が行われ、特に2002年には類型制を導入し、進学コースが多様化しました。

特徴

本校は一定の運営体制を持ちながら、専修大学の付属校として高い教育を提供していますが、「付属」とは名乗らず、独自性を保っています。また、進学先は全国の大学へ広がり、専修大学への進学率はおおよそ10%であり、多くの生徒が他の大学を目指しています。

学校施設は、全面人工芝の校庭や400mのトラック、オムニテニスコートが整備されています。中学校では特に英語教育が重視され、修学旅行はアメリカ・ネブラスカ州で行われ、現地の生活や文化を体験する機会が設けられています。高校ではアメリカやニュージーランド、マレーシアなどへの海外研修プログラムも提供されており、生徒たちは国際的な視野を広げています。

コース制度

本校では、X類型、E類型、A類型、S類型の4つの類型が設けられています。

• - X類型は内部進学生向けで、高校3年次には大学入試に向けた授業が中心。
• - E類型は難関国公立大学への進学を目指し、学力強化に注力。
• - A類型は文武両道を重視し、上位大学への進学を目指します。
• - S類型はスポーツ推薦型で、特に野球部が強化されています。

生徒会活動

学生活動は活発で、生徒会を中心に多くの委員会や文化系・運動系の部活動があります。生徒会本部や文化祭実行委員会など、多様な活動が展開され、各自の興味に沿った活動が可能です。特に体育系部活動は、野球部が甲子園出場経験を持っており、その実績は校の誇りとなっています。

入試とアクセス

入試は中学校と高校それぞれに設けられており、試験科目や定員も異なるため、志望の類型に応じた対策が必要です。学校周辺は静かな住宅地で、近隣の駅から徒歩圏内の便利な立地です。

まとめ

専修大学松戸中学校・高等学校は、歴史ある教育機関であり、様々な進路に対応した教育環境や施設が整っています。地域に根ざし、国際的な視野を持つ人材の育成に力を注いでいる学校として、多くの生徒に支持されています。

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