小値賀町立小値賀中学校

小値賀町立小値賀中学校について

小値賀町立小値賀中学校（おぢかちょうりつ おぢかちゅうがっこう）は、長崎県北松浦郡の小値賀町中村郷に所在する公立の中学校です。略称は「値中」で、地域に根ざした教育活動を展開しています。2007年からは、小値賀町立小値賀小学校及び長崎県立北松西高等学校との連携により、小中高一貫教育を実施し、地域全体での教育力の向上を目指しています。

歴史

小値賀中学校は1947年に設立され、当初は旧・小値賀町国民学校の高等科及び特修科が改組されて新制中学校として開校しました。初めは小値賀小学校に併設されていましたが、その後、分校の設置が進められました。1949年には斑分校が独立して小値賀町立斑中学校となり、在籍生徒数は835名に達したこともあります。

長い歴史の中で、校舎の増築や教育施設の充実が図られ、1960年代には吹奏楽部や給食施設、「へき地集会場」など新たな設備も加わりました。1970年代から80年代にかけては生徒数の変動や施設の整備が行われ、1990年代にはパソコン室やシャワー室の完成により、教育環境が一層整いました。

特に1997年には、長崎県立北松西高等学校との連携型中高一貫教育が始まるなど、地域の教育の一体化が図られています。この取り組みを通じて、2008年には小値賀地区での小中高一貫教育が完全に実施されるようになりました。

教育方針と特色

小値賀中学校の教育目標は「自分で考え、正しく判断し、最後までやり抜く生徒」の育成です。この理念のもと、生徒たちは様々な教育活動に参加し、自主性を育むためのプログラムが設計されています。生徒会活動や各種行事を通じて、積極的なコミュニケーションと自己管理能力の向上を促進しています。

学校行事

同校は3学期制を採用し、学期ごとに多彩な行事を実施しています。1学期には年に一度の入学式や生徒総会、文化祭といった行事が行われ、2学期には体育大会や修学旅行、3学期には卒業式が開催されます。特に中学生にとって大切な経験となる職場体験や地域交流の機会も設けられており、社会性や協調性を育む大切な場となっています。

部活動

部活動も精力的に行われており、運動部にはソフトテニス部やバドミントン部、文化部には吹奏楽部があります。これらの活動を通じて、生徒たちは技術向上だけでなく、チームワークやリーダーシップを学んでいます。

アクセスと周辺環境

小値賀町立小値賀中学校は、小値賀交通の「小学校」バス停が最寄りです。また、長崎県道161号小値賀循環線も近く、アクセスが非常に便利です。周辺には小値賀町立小値賀小学校や長崎県立北松西高等学校、町役場や図書館といった教育・公共施設も充実しており、地域に密着した環境での学びを支えています。

小値賀中学校は、学びの楽しさや地域とのつながりを大切にしながら、これからも未来を担う人材の育成に努めていきます。

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