小原克博

小原 克博（こはら かつひろ）

小原克博（1965年11月20日生まれ）は、日本における牧師であり宗教学者で、同志社大学神学部の教授を務めています。彼は比較宗教倫理学やキリスト教思想、一神教に関する研究を専門としており、2010年8月から同志社大学一神教学際研究センターの責任者として活動しています。2024年からは同志社大学の学長としての任務を開始する予定です。

経歴

小原は大阪府出身で、1984年に東大寺学園高等学校を卒業後、1989年に同志社大学の神学部を卒業しました。その後、1996年には同志社大学の大学院で博士課程を修了し、博士（神学）の学位を取得しました。かつては日本基督教団の牧師として活動し、特に1997年から1999年まで奈良教会で協力牧師を務めていました。

また、地域社会への貢献にも力を入れており、2002年に滋賀県の旧志賀町で発生した広域廃棄物処理施設の建設計画に対して住民運動組織「志賀町産廃施設計画問題・住民ネットワーク」を結成し、代表を務めました。さらには、2003年には町長選挙に立候補した山岡としまろ氏の後援会長としても活動しました。

2023年11月17日には同志社大学長候補者選挙が実施され、彼は第35代の学長に選ばれました。任期は2024年4月1日から2028年3月31日までの予定です。この新しい役割では、彼の宗教的・倫理的な見解をもとに大学のさらなる発展に寄与することが期待されています。

著書

小原は多数の著書を著しており、その中には以下のような著作があります：

• - 『神のドラマトゥルギー ── 自然・宗教・歴史・身体を舞台として』（教文館、2002年）
• - 『宗教のポリティクス ── 日本社会と一神教世界の邂逅』（晃洋書房、2010年）
• - 『一神教とは何か　寛容か、不寛容なのか』（平凡社新書、2018年）

さらに、共著としても多くの作品を発表しています。例として、芦名定道との共著による『キリスト教と現代──終末思想の歴史的展開』や、野本真也との共著による『よくわかるキリスト教＠インターネット』などがあります。

また、彼は翻訳者としても活動しており、E・シュヴァイツァーの『新約聖書への神学的入門（NTD補遺2）』を日本基督教団出版局から1999年に翻訳しました。

外部リンク

小原克博に関する詳細な情報は、彼の公式ウェブサイトやYoutubeチャンネル、Facebookページなどで閲覧できます。それにより、彼の学問的な活動だけでなく、地域社会での活動についても深く理解することができます。

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