小名川高弘

小名川高弘は、1979年11月30日生まれの日本のミュージシャンです。ギタリスト、キーボーディスト、シンガーソングライター、編曲家、音楽プロデューサーとして幅広く活動しています。大分県で生まれ、千葉県で育ちました。

経歴

千葉県柏市出身で、幼少期を大分県大分市で過ごした後、千葉県に移り住みました。学歴は、沼南町立大津ヶ丘第二小学校、沼南町立風早中学校、慶應義塾高等学校を経て、慶應義塾大学法学部政治学科を中退しています。

ギタリストとしての活動に加え、少年のような高音を生かしたコーラスも担当し、CHARCOAL FILTER時代からその歌声は高く評価されていました。また、アルバム収録曲の中には、リードボーカルを務める楽曲も存在します。2003年末からは、konaやkonagawa名義でソロ活動を開始し、2006年にはKonagawa Takahiroとしてアルバム『The first tears』でソロデビューを果たしました。

CHARCOAL FILTER解散後は、バンドプロデューサーであった亀田誠治の事務所「誠屋」に所属し、プロデュース業にも携わりました。2022年3月には独立し、自身の音楽活動をさらに展開しています。

CHARCOAL FILTERには1995年の高校時代に結成したバンドが前身となっており、当初は安井佑輝と二人でベースとギターを交互に演奏していましたが、自然とギター担当になったそうです。1999年にCHARCOAL FILTERとしてメジャーデビューを果たし、2003年にはジョン・レノン音楽祭に出演、同年にはkonaとして初ステージを踏みました。2005年からはソロ活動時の名義をkonagawaに変更し、弾き語りだけでなくバンド編成の楽曲も披露するようになりました。

音楽的側面

小名川高弘は、フェンダー・カスタム・クラプトン・ストラトキャスターをメインギターとして愛用しています。サブギターにはフェンダー 1957・ストラトキャスター NOSを使用しています。過去にはギブソン・レスポール・スタジオライトやギブソン・レスポール・スタンダード ジミー・ペイジ シグネチャーモデルも使用していました。ギターのチューニングは半音下げが基本です。初めて購入したギターはアイバニーズのセットでした。また、自宅スタジオは「コナスタジオ」と呼ばれています。

Konagawa Takahiroとしての活動

ソロ活動では、2006年にアルバム『The first tears』をリリースしています。このアルバムには、亀田誠治が作詞した『tears』や、小名川自身が作詞・作曲・編曲を手掛けた『Stop Magic』、『祈り』、『Melody』、『目的地』、『Mercy Drive』などが収録されています。また、このアルバムには『tears』のPVと『Mercy Drive』のライブ映像が収録されています。

その他、Gimme MUSICにも『tears』で参加し、多数のイベントにも出演しています。ソロ活動のサポートメンバーには、SHOGO（High Luck Club）、ベリ、浅見トマル（元 ザ・ベイビースターズ）、高野真太郎（CHARCOAL FILTER）などがいます。

CHARCOAL FILTERでの活動

CHARCOAL FILTERでは、安井佑輝との共作を含め、数多くの楽曲を作曲しています。代表曲には、『BY MY SIDE』、『虹』、『心の来た道』などがあり、リードボーカルを務めた楽曲には『D'd』、『Bring Out』、『someday somewhere』などがあります。

ライブサポート・楽曲提供

近年では、山本彩の全ライブツアーでキーボードとギターを担当し、バンドマスターも務めています。また、大原櫻子の全ライブツアーでもキーボードとギターを担当しています。楽曲提供としては、塚本高史の『僕の声』、吉田智美の『グレープフルーツムーン』『キャトルセゾン』、大原櫻子の『泣きたいくらい』『遠くまで』『いとしのギーモ』、カワミツサヤカの『君咲く春』などがあります。

レコーディング参加作品

その他、PUFFY、ヒューマンロスト、WEAVER、スピッツなどのレコーディングにも参加しています。

小名川高弘は、その多才な音楽性と幅広い活動で、日本の音楽シーンに貢献しているミュージシャンの一人です。

もう一度検索