小名浜道路

小名浜道路について

小名浜道路は、福島県いわき市泉町下川から山田町和久に至る、全長約7.8kmの都市計画道路です。福島県道20号いわき上三坂小野線の一部として建設が進められています。この道路は、福島第一原子力発電所事故からの復興を支援する「ふくしま復興再生道路」の一環として計画されました。

道路の目的

小名浜道路の主な目的は以下の通りです。

物流機能の強化: 小名浜港から常磐自動車道へのアクセス時間を短縮し、物流拠点としての機能を強化します。
観光振興: 地域観光の活性化を支援します。
復興支援: 東日本大震災からの復興を支援します。

この道路は、災害発生時の早期復旧の重要性を考慮し、自動車専用道路として整備されています。2025年夏頃の供用開始を目指して工事が進められています。

路線データ

起点: 福島県いわき市泉町下川字大剣（福島県道20号いわき上三坂小野線交点）
終点: 福島県いわき市山田町和久（福島県道20号いわき上三坂小野線交点）
主な通過地: 福島県いわき市添野町猿田
路線延長: 7.8 km

小名浜道路は全区間が福島県いわき市内に位置しています。

主なインターチェンジ

いわき泉インターチェンジ
いわき添野インターチェンジ
いわき小名浜インターチェンジ
いわき山田インターチェンジ

道路施設

小名浜道路には、以下の橋梁などの構造物が建設されています。

泉下川橋
全長：124.0m
形式：3径間連続非合成3主鈑桁橋
特徴：いわき泉インターチェンジの本線跨道橋で、県道20号線を跨ぎます。
仮称2号橋
全長：59.2m
形式：鋼単純鋼床版箱桁橋
仮称3号橋
全長：75.4m
形式：2径間連結PCポステンコンポ桁橋
添野大橋
全長：466.0m
形式：7径間鋼連続非合成箱桁橋
特徴：JR常磐線、県道55号線、渋川などを跨ぐ大規模な橋梁です。いわき添野インターチェンジの合流・分岐路に接続します。
Dランプ橋
全長：126.311m
形式：2径間連続非合成箱桁橋
特徴：添野大橋から分岐する流出路の一部です。
江畑平前橋
全長：213m
形式: 3径間PC連続ラーメン箱桁橋
特徴：江畑川と市道を跨ぎます。
常磐山田橋
全長:294m
形式：6径間鋼連続非合成少数鈑桁橋
特徴：常磐自動車道本線を跨ぐ本線橋梁です。
いわき小名浜IC橋
全長：105.0m
形式: 2径間鋼連続非合成細幅箱桁橋
特徴：いわき小名浜インターチェンジの上り線流出路を跨ぎます。
仮称8号橋
全長：45.0m
形式：鋼単純非合成鈑桁橋
特徴：いわき山田インターチェンジのランプ路の一部で、山田川を渡ります。
仮称9号橋
全長: 32.7m
形式: PC単純ポステンバルブT桁橋
仮称11号橋
全長: 139m
形式: 5径間連続プレビーム合成桁橋
特徴：いわき添野インターチェンジから県道55号線へ向かうランプ路の一部です。

地理

小名浜道路は、全区間が福島県いわき市内を通過します。

関連情報

* 東北地方の道路一覧



この道路の開通によって、地域経済の活性化、観光振興、そして災害時の迅速な復旧が期待されています。

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