小国郷循環バス

小国郷循環バスと小国郷中心市街地バス「にじバス」

熊本県阿蘇郡小国町と南小国町を結ぶ公共交通機関として、小国郷循環バスと小国郷中心市街地バス「にじバス」が運行されています。それぞれ、地域住民の生活を支える重要な役割を担っています。

小国郷循環バス

小国郷循環バスは、かつて「ぐる〜とバス」の愛称で親しまれていたコミュニティバスを前身とし、現在は産交バスが運行しています。右回り循環と左回り循環の2つのルートがあり、小国町と南小国町を網羅する広範囲をカバーしています。

運行ルート:

右回り循環は、ゆうステーションを起点に、小国町の中心部、黒川温泉周辺、そして南小国町を巡り、再びゆうステーションへと戻るルートです。平日は4往復、土日祝日は3往復運行されています。

左回り循環は、右回り循環とほぼ同じ地域を、逆方向に巡るルートです。毎日3往復運行されています。

具体的な停留所は、ゆうステーション、公立病院入口、小国中央、小国大橋口、宮の下、皿山、松原（黒川）、駄原、坂本（小国）、深松、上田、永江観音、広田、旗返し、波居原、波居原公民館前、長迫、高鼻、下田原、田の原、薬師温泉入口、黒川保育所前、黒川、東黒川、白川入口、白川温泉、白川集会場前、白川下、小田温泉、バイパス田原、満願寺入口、動馬木、荒倉、竹の熊、市原上町、南小国農協前、南小国役場前、矢津田、下矢津田、めぐり渕、関田、小国郷農協前、田迎、小国高校前、蔵原など多数あります。

運行会社と車両:

産交バス阿蘇営業所が運行を担当しています。車両は通常の一般路線用小型車両が使用されています。かつてコミュニティバス時代には、観光タイプの小型車両が使用されており、車体には地域の自然をモチーフにしたイラストが描かれていましたが、現在は一般路線カラーの車両に統一されています。

運賃:

通常のキロ加算制で、現金の他にSUNQパス、わくわく1dayパス（熊本県内版のみ）、くまモンのICカードが利用できます。

小国郷中心市街地バス「にじバス」

小国郷中心市街地バス「にじバス」は、2021年10月1日から運行を開始したコミュニティバスです。小国町と南小国町の両町が共同で運行しており、中心市街地の交通網の強化と交通弱者対策を目的としています。「にじバス」の愛称は、両町を結ぶ架け橋となるという願いが込められています。

運行ルート:

小国方面（上り）と南小国方面（下り）の2ルートがあり、平日のみ運行されています。温泉館きよら、市原本町、市原、南小国町農協前、南小国町役場、関田、仁瀬、悠愛、JA、田迎、小国高校前、倉原、フレイン、熊本銀行前、ゆうステーション、けやき広場、公立病院、肥後銀行前、小学校通り、帯田住宅、帯田、宮の下、小国大橋口、小国町役場、柏田住宅前などを結んでいます。上りと下りで停車する停留所が一部異なります。

運行会社と車両・運賃:

地元の運送会社に委託され、トヨタ・ハイエースのジャンボタクシー形式の車両2台が使用されています。運賃は大人200円、小人100円の均一運賃ですが、両町を跨ぐ場合は追加料金が100円発生します。現金のみの支払いとなり、ICカードや回数券は利用できません。

まとめ

小国郷循環バスと「にじバス」は、それぞれ異なる特徴を持つながら、小国町と南小国町の地域住民の生活を支える重要な交通手段となっています。それぞれのバスの運行状況や特徴を理解することで、より便利に利用することができるでしょう。

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