小山修加

小山 修加（おやま しゅうか）のプロフィール

小山修加は、1980年9月25日生まれの日本の元女子バレーボール選手です。彼女は中国・遼寧省撫順市に生まれ、若い頃は走高跳の選手としてスポーツの世界に足を踏み入れました。その後、1996年に日本に移住し、バレーボールのキャリアが始まります。

来歴

中学時代、小山は遼寧省の体育運動学院で走高跳を学び、才能を開花させました。しかし、1996年に日本に移住し、明石市立高丘中学校を卒業後、須磨ノ浦女子高等学校でバレーボールを始めることになります。祖母が病気になり、日本への移住を決意した彼女は、彼女に深い愛情を抱く中で進路を選ぶこととなりました。残念ながら、祖母は1998年にこの世を去りましたが、その後も彼女は神戸市にて生活を続けました。

2001年、小山は久光製薬スプリングスに入団しましたが、当時のVリーグでは外国人選手の出場が禁じられていたため、まずはマネージャーとしてチームに関わりました。2002年には日本国籍を取得し、正式に選手登録されました。彼女の苗字「小山」は、須磨ノ浦の小笠原仁監督と久光製薬の山本辰正副部長から一字ずつ譲り受けて名付けられ、「修加」は神社の神主に付けてもらったものです。

全日本代表としての活躍

2006年には、全日本女子バレーボールチームに初選出され、その年に行われた世界バレーで日本のエースとして出場しました。彼女はその強力なバックアタックで得点を重ね、チームを6位入賞に導く活躍を見せました。さらに、2007年には再び全日本代表に選出され、ワールドグランプリにも参加しました。彼女のパフォーマンスは、チームにとっても大きな支えとなりました。

2010年7月に現役を引退後、彼女は2019年にGSS東京サンビームズの監督に就任し、V・サマーリーグで指導を行いました。しかし、2019-20シーズン開幕前にはVリーグ登録が抹消される結果となってしまいました。

プレースタイルとキャラクター

小山修加のプレースタイルは、彼女の優れた身体能力に裏打ちされた強烈なバックアタックが特徴的です。最高到達点は315cmに達し、走高跳で培った能力がしっかりと活かされています。彼女はチームのムードメーカーであり、明るい性格で親しみやすい存在であったと言われています。得点を決めた際の派手なガッツポーズも、彼女のトレードマークとなっていました。

彼女の中国語での名前は「王娇（ワンジョウ）」で、これがチーム内でもニックネームとして使われていました。彼女はその言葉を用いて、多くのファンに愛される存在となりました。全日本代表としての活動を通じて、小山の名前はバレーボール界に刻まれ、多くの選手に影響を与え続けています。彼女の情熱と努力は、今後も若いアスリートたちの励みとなることでしょう。

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