小山翔平

小山翔平 - 元プロ野球選手



小山翔平（こやま しょうへい、1996年3月25日生まれ）は京都府出身の元プロ野球選手で、ポジションは捕手です。右投げ右打ちの選手として活躍しましたが、プロでは育成選手としての道を歩みました。

経歴


プロ入り前


小山は、名門校として知られる東山高等学校でプレーしましたが、甲子園出場の経験はありませんでした。彼の運命を大きく変えたのは、卒業後に進学した関西大学です。この大学の硬式野球部に加入したものの、彼は主に補欠選手としての立場に甘んじ、大学生活を送る中で公式戦には代打での出場が1試合のみという厳しい状況でした。

一時は野球から離れ、就職活動を行った小山は、一般企業から内定を得るものの、4年目に再び野球への情熱が戻りました。監督との相談のもと、彼は入団テストを受けるために秋のリーグ前に退部届を提出し、挑戦を決意しました。大学在籍中にプロ志望届を出していなかったため、退部する必要がありましたが、この挑戦が彼の人生を大きく変えることとなります。

巨人時代


2017年9月、小山は読売ジャイアンツの入団テストを受験し、合格を果たします。続く10月26日のプロ野球ドラフト会議において、読売ジャイアンツから育成選手として6位指名を受け、プロの道を歩み始めました。

しかし、2018年には春季キャンプで右肘を負傷し、この影響が長期にわたりました。2019年にはイースタン・リーグで3試合、三軍戦では43試合に出場するものの、結果がついてこない時期が続きました。2020年にはイースタン・リーグに11試合出場し、打率.167、1本塁打、1打点という厳しい成績に終わりました。2020年10月28日には戦力外通告を受け、12月に自らのSNSを通じて現役引退を発表しました。

引退後


現役を引退した後の2022年4月からは、少年野球向けのマンツーマン指導を開始しました。彼の指導理論は自身のプロ経験に基づいており、後進の育成に非常に力を入れています。また、元プロ選手としての経験を生かし、自称「底辺YouTuber」として動画配信も行い、野球の解説などを発信しています。

人物・プレースタイル


小山は強肩を特長とした捕手であり、将来性を評価されていました。幼少期から小学校時代には空手を習っており、黒帯を取得。全国大会でも上位入賞の実績を持っています。このバックグラウンドは、彼の野球に対する姿勢や身体能力に大きく影響を与えていることでしょう。

シーズンオフには、他球団の主力捕手たちと自主トレーニングを行い、技術向上に努める努力家でもありました。

詳細情報


  • - 年度別打撃成績: 一軍公式戦出場なし。
  • - 背番号: 007（2018年 - 2020年）

関連項目



外部リンク


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