小崎連

小崎 連

日本の男性総合格闘家である小崎 連（おざき れん）は、2001年12月15日に埼玉県秩父市で生まれ、リバーサルジム久喜WINGSに所属している。主にフェザー級の舞台で戦っており、若手ながらその強力な打撃で注目を集めている。

彼のプロキャリアは2021年12月4日、KROSSXOVER 15での綿井真咲戦から始まった。初めてのプロのリングでの試合は、2ラウンドを戦い終え、引き分けという結果に終わった。

キャリア初期において大きな実績となったのは、2022年3月13日に開催されたDEEPフューチャーキングトーナメント2021への出場である。小崎はこの大会のフェザー級部門に挑み、並みいるライバルたちを退けて見事に優勝トロフィーを掲げた。この優勝は、総合格闘技界における若手登竜門の一つとして知られるトーナメントを制したことで、彼の将来性を強く印象づけた。

トーナメント優勝後、小崎はプロのリングで勝ち星を重ねていく。2022年7月31日に行われたKROSSXOVER 18では、中野健と対戦。この試合で小崎は、1ラウンド2分29秒という早い時間帯にパンチの連打で相手を攻め立て、鮮やかなKO勝利を収めた。

その後も彼のフィニッシュ能力は健在だった。2023年8月6日のDEEP NAGOYA IMPACT 2023 KOBUDO FIGHT 3RD ROUNDでは、切嶋龍輝と拳を交えた。この一戦も小崎の打撃が炸裂し、2ラウンド3分27秒、パンチによるTKO勝利を飾った。連続でのフィニッシュ勝利は、彼の打撃力の高さを改めて証明するものとなった。

2024年に入っても、小崎の勢いは衰えなかった。3月9日のDEEP 118 IMPACTに出場し、力也との試合に臨む。ここでも彼は持ち前の攻撃力を発揮し、1ラウンド4分58秒、スタンドでのパンチ連打で相手を仕留め、TKO勝利を挙げた。この勝利により、国内トッププロモーションであるDEEPの主要大会でもその実力を見せつけた。

国内での目覚ましい活躍が認められ、小崎は2024年5月19日、世界最高峰の総合格闘技団体UFCへの登竜門である国際トーナメント、UFC ROAD TO UFC SEASON 3への出場機会を得る。1回戦でダーエミィスウ・ザウパースーと対戦することになったが、3ラウンドに及ぶ熱戦の末、0-3の判定で惜しくも敗退した。この試合は、プロ総合格闘技キャリアにおいて彼にとって初めての黒星となった。

ROAD TO UFCでの経験を経て、小崎は再び日本のリングで戦うことを選択。2024年12月8日には、DEEP 123 IMPACTにおいて、同じく打撃を得意とするベテランファイター、魚井フルスイングとの対戦が予定されている。この試合は、彼が国際舞台での敗戦からどのように立ち直り、さらなる成長を見せるかを占う重要な一戦となるだろう。

これまでの戦績を通じて、小崎連は特にパンチを中心とした打撃技術に秀でていることが証明されている。多くの試合をKOやTKOで決めており、試合展開を一気に有利に進める決定力を持っている。若手ながらも既に印象的な勝利を積み重ねており、そのエキサイティングなファイトスタイルは多くのファンを魅了している。

プロデビューから、国内トーナメント制覇、連勝、国際大会への挑戦、そして初敗北という様々な経験を積んできた小崎連。まだキャリアの途上であり、これらの経験全てを糧に、日本の総合格闘技界を牽引する存在へと成長していくことが期待される、今後の活躍から目が離せない選手である。

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