小川かず子

小川かず子 (おがわ かずこ)

元日本女子バレーボール選手の小川かず子は、1957年2月4日に徳島県那賀郡で生まれました。彼女はそのキャリアにおいて、数々の大会で素晴らしい成績を収め、多くの人々に記憶されています。

来歴

小川かず子は富岡東高校を卒業後、一旦就職しましたが、バレーボールへの情熱が勝り池坊短期大学に進学しました。そこでバレーボールを続け、1978年にユニチカに入部することとなります。入部した当初から、彼女はチームのレギュラーセッターとして活躍し、同年の世界選手権では日本代表として銀メダルを獲得しました。この成功は、彼女の名前を広めるきっかけとなりました。

1980年、モスクワオリンピックの日本代表に選出されましたが、西側諸国のボイコットにより、オリンピック出場の夢は果たせませんでした。それでも国内リーグでは、3年連続で日本リーグベスト6に表彰され、特に第13回、日本リーグと第14回のリーグでは連覇を達成。最終的には第15回のリーグでもチームを準優勝に導き、自らも敢闘賞を獲得することができました。

人物・エピソード

小川かず子にはいくつかのユニークなエピソードがあります。高校時代には「ケロ」というニックネームがつけられており、それは彼女の顔がカエルに似ていたことに由来します。この愛称は、彼女が長い間愛用していたもので、短大入部時には、「ガン」という名前を押し付けられましたが、最終的には「ケロ」を貫いたそうです。

彼女の性格は意地っ張りながらも、思いやりのある優しいものであると、チームメイトの森下由紀子は語っています。さらに、1978年の世界選手権での出来事も印象的です。小川は当初ピンチサーバーかレシーバーとして出場するつもりでしたが、結果的に最終戦での敗戦を受けて、監督に対して自身の意見を直訴しました。これがかなりの成功を収め、その後の国際試合では彼女のワンセッターとしての役割が実現しました。結果として松田紀子の後継として活躍することになりました。

球歴

小川かず子の球歴は次の通りです。

• - 所属チーム履歴: 富岡東高校 → 池坊短期大学 → ユニチカ（1978-1983年）
• - 全日本代表としての主な国際大会出場歴: オリンピック - なし（1980年）、世界選手権 - 1978年、1982年、ワールドカップ - 1981年

受賞歴

彼女は数回にわたって受賞歴があります。1980年から1982年にかけては、以下の賞を受賞しました。

• - 1980年: 第13回日本リーグ ベスト6
• - 1981年: 第14回日本リーグ ベスト6
• - 1982年: 第15回日本リーグ 敢闘賞、レシーブ賞、ベスト6

小川かず子のバレーボールに対する情熱と努力は、今も多くの人に影響を与え続けています。彼女の素晴らしいキャリアは、後輩たちへの励みとなっていることでしょう。

もう一度検索