小川マキ

小川マキ：音楽で紡ぐ希望の物語

小川マキは、3月7日生まれ、群馬県前橋市出身のシンガーソングライターです。彼女は、作詞家としてもその才能を発揮し、多岐にわたる楽曲に携わってきました。彼女の音楽には、困難を乗り越え、希望を届けるという強いメッセージが込められています。

経歴

群馬県立前橋女子高等学校在学中はテニスに打ち込み、表現者を志して上京。都内の芸能スクールで演劇や歌を学びました。当初は役者やタレントとしての活動を行っていましたが、「音楽を通じて発信者になりたい」という強い思いから、2002年春より自ら作詞作曲を手掛け、ライブ活動を開始しました。

2006年6月には、伴都美子のファーストソロシングル「Flower」の歌詞を提供し、作詞家としてのキャリアをスタートさせます。しかし、2008年2月、10万人に1人といわれる難病・赤芽球癆を発症し、約2年間の活動休止を余儀なくされます。それでも、免疫抑制治療を続けながら活動を再開し、音楽への情熱を絶やすことはありませんでした。

2011年3月11日の東日本大震災発生後、ヤマトグループの復興支援プロジェクトとして「宅急便1個につき10円の寄付」の取り組みが発表されました。2012年には、「宅急便ひとつに、希望をひとつ入れて」をコンセプトとするCMソング『KIBOU』が制作され、その作詞を小川マキが担当しました。この曲は、2012年12月31日の紅白歌合戦でTOKIOが歌唱し、大きな感動を呼びました。『me bu ku』紙の取材に対し、小川は「自分の分身が紅白に出られたと感動しました」と語っています。

作詞家としての活動

小川マキは、数多くのアーティストに歌詞を提供しています。彼女の作詞作品は、アニメソングからCMソング、J-POPまで幅広いジャンルに及びます。

シングル

伴都美子「Flower」（2006年）：『おいしいプロポーズ』主題歌
V6「旅立ちの翼」（2006年）：マキシシングル『グッデイ!!』収録曲
小梅太夫 with High! Cheese「純情！サクラ吹雪」（2007年）
V6「Rainbow」（2007年）：両A面シングル『ジャスミン/Rainbow』収録曲、『VivaVivaV6』テーマソング、早稲田アカデミーCMソング
TOKIO「KIBOU」（2012年）：ヤマト運輸CMソング

アルバム

Ko-Saku「三璃紗伝説 -The Brave Legend-」（2010年）：『SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors』オリジナルサウンドトラック収録曲、エンディングテーマ
あやや「GINROW」（2010年）：『永き夜のロンド』収録曲
さゆり「天空の狂詩曲」（2010年）：『月光乱舞』収録曲
棚町薫（CV：佐藤利奈）「明日はきっと…」「風に吹かれて」（2011年）：『ENDING THEME COLLECTION』収録曲、『アマガミSS+ plus』エンディングテーマ
上崎裡沙（CV：門脇舞以）「パンドラの恋」（2011年）：『ENDING THEME COLLECTION』収録曲
さゆり「夜桜の宴」「魔夜中の箒星」（2011年）：『蒼き月の鎮魂歌』収録曲

歌手としての活動

小川マキは、シンガーソングライターとしても精力的に活動しています。透明感のある歌声と、心に響く歌詞が魅力です。

シングル

「君がいるから ～ People First ～」（2004年）：日本郵政公社労働組合イメージソング
「きずな」（2012年）
「祈り」（2012年）

アルバム

『空の海』（2003年）
『SALA-SALA』（2004年）
『DEAR』（2007年）
『SunFlower』（2013年）
『ivy』（2013年）
『Nostalgia』（2016年）

小川マキの音楽は、困難に立ち向かう勇気と、未来への希望を与えてくれます。彼女の歌声は、これからも多くの人々の心に響き続けるでしょう。

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