小川亮

小川亮（おがわ まこと）

小川亮は、1924年5月12日に生まれ、2019年1月16日に没した、山口県徳山市（現・周南市）の市長、岡山県副知事を務めた人物です。 彼の足跡は、地方自治への深い貢献を示しています。

学歴

小川亮は、以下の学歴を有しています。

旧制山口県立徳山中学校（現山口県立徳山高等学校）卒業
第一高等学校卒業
* 東京大学法学部卒業

東京大学法学部を卒業という経歴は、彼が法律の専門家としての知識と能力を持っていたことを示しています。

経歴

小川亮は、自治庁（のちの自治省、現総務省）に入庁し、地方自治の世界に足を踏み入れました。その後、岡山県副知事を長野士郎知事の下で務め、県政に貢献しました。郷里の徳山市長であった河野通重の急逝に伴い、市長選に出馬するために副知事を辞任しています。

市長としての功績

1979年、小川亮は徳山市長に初当選しました。前市企画財政部長であった野村和之、元県議会副議長の松村章を破っての当選でした。その後、1983年、1987年と無投票で再選を果たし、1991年には農業の黒川昭介を破って4選、1995年には前市議の宇山和昭、農業の黒川昭介を破って5選を果たしました。

徳山市長としての在任期間中、彼は市政の発展に尽力し、市民の生活向上に貢献しました。具体的な政策や業績については詳細な記録が残っていませんが、5期16年にわたる長期政権を築いたことは、市民からの信頼が厚かったことの証左と言えるでしょう。

人物

小川亮は、地方自治に情熱を注ぎ、その発展に大きく貢献した人物として評価されています。彼の経歴は、地方自治に関わる人々にとって、模範となるものでしょう。

エピソード

晩年には、第一生命多額詐取事件に関連して、主犯の女性社員の勤続50年を祝う会に出席していたことが報道されました。このことは、彼の交友関係や晩年の動向を示すものとして、記録されています。

小川亮の生涯は、地方自治への貢献と、晩年のスキャンダルという、光と影の両面を持ったものでした。しかし、彼の地方自治への貢献は、歴史に刻まれるべきものでしょう。

もう一度検索