小市民大全集

小市民大全集

『小市民大全集』（しょうしみんだいぜんしゅう）は、日本のシンガーソングライター嘉門タツオ（旧名:嘉門達夫）による初のミニアルバムで、1989年3月21日に日本コロムビアからリリースされました。このアルバムは、嘉門タツオが手がけた全曲が「小市民」をテーマにしたコンセプトアルバムです。

アルバムの背景

このアルバムは、嘉門タツオが日本コロムビアに所属していた時期に発表されたものであり、彼のキャリアにおける重要な作品となっています。日本コロムビアからのリリースは、このアルバムが最後の作品であり、その後、嘉門は新たなステージへと進むことになります。アルバムは、彼の音楽スタイルを象徴するものであり、聴く者に対して共感を呼び起こすような楽曲が並んでいます。

収録曲について

アルバムには、全曲において嘉門タツオ自身が作詞・作曲を手掛けており、特に小市民というテーマが各曲にしっかりと表現されています。全編曲を担当したのは渡辺茂樹であり、彼のアレンジによって、嘉門の独特な音楽スタイルが生かされています。また、楽曲の中には小倉久寛というゲストアーティストが参加しているトラックもあり、彼の個性が加わることで、より多彩な表現が生まれています。

収録トラック一覧

1. 遥かなる小市民（Instrumental）
アルバムのオープニングを飾るインストゥルメンタルトラック。
2. 小市民
アルバムの中核をなす楽曲で、7枚目のシングルとしてもリリースされています。
3. 小市民 -授業・給食篇-
学校生活の一幕を描いた楽しい楽曲。
4. 小市民 -遠足篇-
遠足の思い出を語る、心温まる一曲。
5. 小市民 -運動会篇-
運動会の活気を感じさせるトラック。
6. 小市民 -グッズ篇-
日常生活で使われるアイテムに焦点を当てたユニークな楽曲。
7. 小市民 -食生活篇-
食事に関する日常的な観察を面白おかしく描写。
8. 小市民 -乗り物篇-
生活における移動手段をテーマにした楽曲。
9. 小市民 -お酒篇-
お酒にまつわる笑いを誘うトラック。
10. 小市民 -夜の生活篇-
夜の生活の様子を描いた楽曲。
11. 小市民 -結婚式篇-
結婚式の祝福をテーマにした心温まる楽曲。
12. 小市民 -会話篇-
日常の会話を取り上げた軽快なトラック。
13. 小市民2
8枚目のシングルで、アルバムバージョンとして収録されています。

このように、『小市民大全集』は、日常生活の小さな出来事や感情を音楽として描き出すことで、多くのリスナーの共感を呼ぶアルバムです。また、この作品は、その後にリリースされるベストアルバム『嘉門達夫全曲集』に全曲が収録されるという形で再評価され、その音楽的な価値を広めています。

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