小悪魔ヘヴン

シングル『小悪魔ヘヴン』について

『小悪魔ヘヴン』は、2009年6月10日に発売されたGACKTの通算31枚目のシングルです。この楽曲は、GACKTのソロデビュー10周年を祝うための連続リリースの第一弾として発表されました。このリリースシリーズのことを「THE 1st HEAVEN」と名付け、特別な意味を持つ作品として位置づけられています。

ジャケットデザインと意味

注目すべきは、このシングルのジャケット写真です。GACKT自身が女装の姿を披露したもので、この大胆なアプローチはファンを驚かせました。さらに、女装姿のGACKTは、雑誌『小悪魔ageha』のモデルたち15名の中で登場し、アゲ嬢（ギャル）の雰囲気を演出しています。このユニークなアイデアは、4週にわたるリリースの中で、初作品において何か新しい試みをしようという遊び心から生まれました。

ファンクラブの「Dears」による限定版ジャケットも用意されており、こちらにもGACKTの女装したアップ写真が使用されています。また、ファンクラブから発売された4作品の限定盤全てを購入すると、ライブ写真が姿を現す特別なCDケースがプレゼントされるという特典もありました。

発売当初、GACKTはアーティスト名義をこれまでの“Gackt”から、よりインパクトのある大文字の“GACKT”に変更しました。この変更は、彼の音楽的な進化やアイデンティティを示すものといえるでしょう。

収録内容

シングルには、2曲とインストゥルメンタルが収録されています。全ての楽曲はGACKTが作詞・作曲を手がけています。

1. 小悪魔ヘヴン (3:50)
この曲は、「だいぶイっちゃってる女の子」というキャラクターが主人公の物語性を持たせており、ライブパフォーマンスでは特別な振付けもあります。後にリミックスアルバム『GACKTracks -ULTRA DJ ReMIX-』にて、リミックスバージョンが収録されました。

2. My Father's Day (4:08)
この曲では、GACKTがギターを演奏する様子も楽しめます。特にライブ演奏ではそのパフォーマンスが注目されました。

また、収録曲には各楽曲のインストゥルメンタルバージョンも含まれています。

参加ミュージシャン

このシングルには多くの才能豊かなミュージシャンが参加しています。GACKTがボーカルを務め、全曲の作詞・作曲を担当しました。そのほかのメンバーには次のようなアーティストが名を連ねています：

• - Chachamaru: ギター、準プロデューサー
• - YOU: ギター、プログラミング及びマニピュレーター（#1）
• - Ikuo: ベース
• - 淳士: ドラム（#2）
• - Tsugumichi

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