小暮真久

小暮 真久 (こぐれ まさひさ)

小暮真久は1972年9月20日に東京都で生まれた日本の社会起業家であり、NPO法人TABLE FOR TWO Internationalの代表理事を務めています。彼の活動は、先進国と発展途上国の食料不均衡問題を同時に解決することを目指しており、現在では日本を含む世界11カ国において、様々なプロジェクトを展開しています。一貫したビジョンで、肥満や飢餓といった現代の重大な課題の解消に取り組んでいます。

学歴とキャリアの始まり

小暮は1990年に早稲田大学高等学院を卒業し、その後、1995年には早稲田大学理工学部機械工学科を卒業しました。その後、1999年にはオーストラリアのスウィンバーン工科大学で工学の修士号を取得します。帰国後は、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、幅広い業界で活躍しました。特に製薬や医療機器、メディアなどの領域でプロジェクトに携わり、その後ニュージャージー支社でも活躍しました。

社会起業家としての活動

2005年にマッキンゼーを退社し、松竹株式会社に転職。経営企画部で映画事業や歌舞伎事業の計画を立案しましたが、2007年にはアメリカの経済学者ジェフリー・サックスと出会い、その思想に引かれてNPO法人TABLE FOR TWO Internationalを立ち上げました。この団体は、先進国における健康問題と開発途上国の飢餓問題を同時に解決することを目指しており、食事を1食の金額で寄付し、その資金を利用して途上国の給食を提供するモデルを展開しています。

小暮は、自らのリーダーシップのもと、日本発の社会事業の可能性を広め、国内だけでなく国際的な活動も視野に入れています。テレビ東京の「日経スペシャル カンブリア宮殿」などでその活動が紹介されたこともあり、多くの人々に影響を与えています。

著作と受賞歴

小暮は著述活動も行っており、彼の著書には『「20円」で世界をつなぐ仕事』や『社会をよくしてお金も稼げるしくみのつくりかた』があり、社会起業というテーマに関する重要なメッセージを発信しています。また、数々の賞を受賞しており、2011年にはシュワブ財団から「アジアを代表する社会起業家」として表彰されました。さらに、2012年にはForbes誌から世界を代表する慈善活動家としても紹介されています。

まとめ

小暮真久は、社会起業家としての活動を通じて、食料不均衡の問題解決に挑む熱意を持つリーダーです。彼のビジョンは、多くの人々の生活と未来に大きな影響を与えることが期待されています。南北の食糧問題を解決するための革新的なアプローチによって、持続可能な社会の実現に向けた道を切り開いていくことでしょう。

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