小杉善信

小杉善信（こすぎ よしのぶ）

小杉善信は、1954年2月8日に富山県新湊市（現射水市）で生まれた著名な日本のテレビプロデューサーです。富山県立高岡高等学校を卒業後、一橋大学商学部に進学し、1976年に日本テレビに入社しました。入社当初は編成局に配属され、ディレクターやプロデューサーとして数々の番組制作に携わることとなります。

入社同期には、後に同じく名プロデューサーとなる渡辺弘、高田真治、清水奈津子などがいます。1980年代後半、彼は「日本テレビクイズプロジェクト」に参加し、同プロジェクトにおいて『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』を手がけるなど、多くのクイズ番組の制作に貢献しました。特に『マジカル頭脳パワー!!』ではチーフディレクターを務め、視聴者の人気を集めることに成功しました。

1992年と1993年には、日本テレビの名物番組である『24時間テレビ 「愛の歌声は地球を救う」』の制作を担当し、バラエティ化を通じて視聴率の回復に寄与しました。その後、1994年からドラマ班に移り、代表作である『家なき子』のヒットを通じて、土曜9時のドラマ枠におけるアイドルドラマ路線の確立に大きく寄与しました。

2001年には営業局に異動し、ネット営業部長を経て、2004年に営業局長を歴任しました。2007年には編成局に復帰し、編成局長に就任しました。そして、2008年には執行役員としての役職に就き、同じ年に日テレアックスオンの社長も兼任することとなります。

2009年、彼は日テレ・グループ・ホールディングスの取締役執行役員に就任し、以降も様々な役職を歴任します。2011年には取締役執行役員として再び日本テレビに復帰し、編成、制作、スポーツ、情報エンターテインメント局を担当しました。2012年、取締役常務執行役員にまで昇格し、編成局・制作局・情報エンターテインメント局・スポーツ局担当となるなど、彼の活躍の幅は広がっていきました。

2019年には日本テレビHDの代表取締役社長に昇進し、その後も副会長としての職を務めます。2022年には顧問に就任し、その後も各種の取締役として業界に貢献し続けています。さらに、2023年にはSBSホールディングスとリゾートトラストの取締役に就任するなど、活躍は多岐にわたっています。

また、2024年にはTOKYO FMの番組『TOKYO SPEAKEAZY』に出演し、立川志の輔と共演することが決まり、この点でも注目されています。

小杉善信の豊富な経験と知識は、彼を日本のテレビ業界の重要な存在にし、数多の番組制作において重要な役割を果たす要因となっています。

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