小松塁

小松塁 (こまつ るい)

プロフィール

小松塁は1983年8月29日生まれの元プロサッカー選手であり、現在はサッカー指導者として活動している。出身は高知県で、主にフォワード（センターフォワード）としてプレーしていた。彼はセレッソ大阪スポーツクラブに所属している。

サッカーキャリアの始まり

小松は関西学院大学でサッカーを学び、2005年にはユニバーシアード日本代表に選ばれ、優勝に貢献するなど、その実力を発揮した。2006年にはセレッソ大阪に入団し、特別指定選手としての登録を経てプロの道を歩み始めた。

セレッソ大阪での成長

クラブに入団後、彼はシーズン途中にV・ファーレン長崎に期限付き移籍することとなった。ここでも彼はタレントとコンビを組み、若手選手と共に魅力的なプレースタイルを見せた。2007年にセレッソ大阪に復帰した後は、監督レヴィー・クルピに認められてスタメンに定着。2トップで古橋達弥とのコンビでは、シーズンを通じて合計30得点を挙げ、個人的にも12ゴールを記録するなど成果を上げた。

2008年には出場機会が厳しくなりつつも、再びスタメンに返り咲くと積極的に得点を重ね、合計16得点でチームのトップタイに並ぶ活躍を見せた。2009年もフォーメーションが変わり、香川真司や乾貴士とのコンビネーションが評価されていたが、自ら得点を狙う姿勢が影響し、出場機会は減少していった。

他クラブでの経験

2012年、小松は川崎フロンターレへ移籍し、リーグの開幕戦から起用されたが、成績は振るわず、別の監督に交代した後は出場機会が減少した。2013年には大分トリニータに移籍後、同年7月にV・ファーレン長崎へ再び期限付き移籍。

2015年にはギラヴァンツ北九州に完全移籍し、J2リーグで大きな成功を収める。前半戦で8ゴールを挙げ、特に後半戦では驚異的な得点力を見せ、シーズン最終的に18ゴールを記録。この数字はJ2リーグの日本人選手の中でトップとなった。

しかし、翌年には出場機会が減り、ゴール数も激減。結果的にチームは最下位となり、J3降格を経験した。2017年には天皇杯での1ゴールを挙げるものの、リーグ戦では得点を挙げることができず、契約満了によりクラブを退団。年末にはトライアウトに出場したが、新たなクラブに所属することは叶わなかった。

引退と指導者への道

2018年に入ると、小松は現役を続行せずに引退を表明した。引退後は、セレッソ大阪スポーツクラブに加わり、スクールコーチとして指導にあたることが発表された。その後、堺レディースやU-15コーチとしての職務を経て、現在はU-18コーチとして若手選手の育成に尽力している。

所属クラブ

• - ユース経歴

- 県立高知追手前高校
- 関西学院大学

• - プロ経歴

- 2005年 セレッソ大阪 (特別指定選手)
- 2006年 - 2011年 セレッソ大阪
- 2006年10月 - 同年終了 V・ファーレン長崎 (期限付き移籍)
- 2012年 川崎フロンターレ
- 2013年 - 2014年 大分トリニータ
- 2013年7月 - 2014年 V・ファーレン長崎 (期限付き移籍)
- 2015年 - 2017年 ギラヴァンツ北九州

結論

小松塁は、そのキャリアを通じて多くのクラブでの経験を積み、特にセレッソ大阪での華やかな活躍で知られている。引退後は指導者としての道を歩み、次世代のサッカー選手たちの指導に情熱を注いでいる。

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