小林まさみ (料理研究家)

料理研究家 小林まさみ：料理への情熱と家族の支え

小林まさみ(1970年生まれ)は、数々の料理本を出版し、テレビ番組にも出演する人気料理研究家です。彼女の料理人生は、結婚がきっかけでした。会社員として働いていた彼女は、結婚を機に料理の楽しさに目覚め、調理師学校に通い、本格的に料理の世界へ足を踏み入れます。

当初は料理よりも裁縫に熱中していたという小林まさみですが、結婚後、料理への情熱を燃やし始めました。その情熱は、単なる趣味の域を超え、プロとしての道を歩む原動力となります。1997年には、有名な料理研究家、平野レミのアシスタントとしてキャリアをスタートさせます。テレビ番組制作の裏側では、大量の食材の下ごしらえなど、過酷な労働をこなす日々を送りました。

そんな中、小林まさみの義父である小林まさるさんが、彼女の負担を軽減するために家事の手伝いを申し出てくれます。当初は洗い物程度の手伝いでしたが、まさるさんの料理の腕前が予想をはるかに超えていたことに小林まさみは驚かされます。まさるさんは、撮影スタジオでの洗い物だけでなく、鍋の磨きや包丁の研ぎまでこなし、その献身的なサポートは、小林まさみの料理活動を支える大きな力となりました。

この義父との協力体制は、周囲の注目を集めます。「アシスタントが舅」という珍しい光景は、話題となり、小林まさるさんにも料理の仕事が舞い込むようになりました。二人の共同作業は、単なる家事手伝いではなく、料理への情熱を共有する信頼関係の上に成り立っており、小林まさみの成功に大きく貢献しました。

2004年には初の著書『よーい丼』を出版。その後も精力的に執筆活動を続け、『スウィーツおすそわけ』『お飲みものはいかがですか?』など、多くの料理本を発表しています。これらの書籍は、彼女の料理に対する独自の視点と、実践的で分かりやすいレシピが魅力として、多くの人々に支持されています。

2014年からは、人気料理番組『キユーピー3分クッキング』のレギュラー講師として出演。その親しみやすい人柄と、的確な指導で、幅広い年齢層から支持を集めています。彼女の料理教室も人気が高く、料理の楽しさを伝えることに情熱を注いでいます。

小林まさみは、料理を通して人々を幸せにすることを目標に、これからも料理研究家として活躍していくことでしょう。彼女の料理への情熱、そして家族の支えが、その原動力となっています。

主な著書

『5分10分15分でよーい丼 -誰でもできるお手軽レシピ』(2004年)
『スウィーツおすそわけ -せっかちさんにも作れるレシピ』(2005年)
『お飲みものはいかがですか? -うちカフェドリンクレシピ集』(2005年)
『15分でできる、魚のおかず』(2005年)
『失敗した人ほど上手になれる料理の本』(2006年)
『男弁当―働き盛り、育ち盛りも満足!』(2009年)
『ViVシリコンスチーマーでつくる大人気おかず』(2011年)
『毎日ラクする 頼れる主菜の作りおき』(2017年)
『1日で簡単、きちんと! おせち&おもてなしごはん』(2017年)
『切りおき: まとめ買いまとめ切りで1日の晩ごはんをセットで保存』(2018年)
『1日でできる簡単おせちと、いつでも役立つおもてなし』(2018年)
『まいにち冷奴』(2019年)
『まさみ、まさるのエコうま!乾物レシピ』(小林まさるとの共著、2011年)
『小林まさみとまさるのさわやかシニアごはん』(小林まさるとの共著、2015年)
* 『切って入れるだけ、毎日ヘルシー! ホットクックのからだが喜ぶレシピ』(小林まさるとの共著、2020年)

彼女のYouTubeチャンネルや公式ホームページ、Instagramなども確認してみてください。

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