小林久晃 (1979年生のサッカー選手)

小林久晃（こばやし てるあき）は、1979年6月20日生まれ、茨城県那珂郡東海村出身の元プロサッカー選手。ポジションはディフェンダー。現在は実業家として、福岡でアパレルショップ「FIDES」を経営している。

選手経歴

小林は、茨城県立波崎柳川高校、駒澤大学を経て、2002年にジェフユナイテッド市原（現ジェフユナイテッド市原・千葉）に加入し、プロとしてのキャリアをスタートさせた。2003年8月にはモンテディオ山形へ期限付き移籍し、2004年に完全移籍を果たした。

2006年にはヴィッセル神戸へ完全移籍。神戸では中心選手として活躍したが、2010年シーズン終了後に戦力外通告を受ける。2011年にはヴァンフォーレ甲府へ完全移籍し、新たな挑戦を始めた。

2012年からはサガン鳥栖に完全移籍。鳥栖ではベテランとしてチームを支え、最終ラインの安定に貢献した。しかし、2016年11月5日、クラブから翌年の契約を更新しないことが発表され、同年12月9日に現役引退を表明した。

現役引退後

引退後は、かねてからの夢であったアパレル業界へ進出し、福岡でアパレルショップ「FIDES」をオープン。自身のファッションセンスを生かし、実業家として新たな道を歩んでいる。

エピソード

小林のキャリアの中で特に印象的な出来事として、2014年11月29日に行われたJ1第33節、浦和レッズ戦での劇的な同点ゴールが挙げられる。この試合、サガン鳥栖は退場者を出し10人での戦いを強いられていた。試合終了間際、藤田直之のコーナーキックに小林が頭で合わせ、起死回生の同点ゴールを奪った。この結果、浦和レッズは優勝を逃し、ガンバ大阪が優勝を果たした。このゴールは、小林の記憶に残るゴールとして、多くのサッカーファンの記憶にも刻まれている。

プレースタイル

ディフェンダーとして、高さと強さを活かした守備に加え、的確なポジショニングと冷静な判断力が持ち味。セットプレーでは得点能力も発揮し、チームに貢献した。

所属クラブ

2002年 - 2003年8月 ジェフユナイテッド市原
2003年8月 - 2005年 モンテディオ山形
2006年 - 2010年 ヴィッセル神戸
2011年 ヴァンフォーレ甲府
* 2012年 - 2016年 サガン鳥栖

小林久晃は、プロサッカー選手としての実績はもちろん、引退後の新たな挑戦も注目される人物である。

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