小林司 (編集者)

小林司（こばやし つかさ）

小林司は、6月27日生まれの日本の著名な雑誌・書籍編集者です。2019年には講談社のフライデーデジタルチームからアーティスト企画部に異動し、その後2024年9月にはクリエイターズラボへと移籍しました。また、彼はミスiDの実行委員長および選考委員として、アイドルや新たなアーティストの発掘に貢献しています。

経歴

小林は講談社に入社後、「FRaU」や「VoCE」といった女性誌の編集を手がけました。特に1998年には「VoCE」誌で安野モヨコの連載『美人画報』の初代担当として名を馳せました。この連載はその後単行本としてまとめられ、多くの読者に親しまれました。

その後、彼は男性誌「KING」の編集部に配属され、2006年には写真家・Tommyとのタッグでグラビア企画「妄撮」の連載を開始しました。この連載は雑誌自体は休刊となったものの、2008年には編纂された「妄撮 モーサツ」という写真集が購買層の間でヒット。これがきっかけで妄撮シリーズはシリーズ化され、多数の関連タイトルが発表されました。

さらに、小林はスマートフォンアプリの企画や他社とのコラボレーションにも積極的に関与しており、夢眠ねむをフィーチャーした「アキバ妄撮」などでもプロデューサーとしての手腕を発揮しました。また、2013年には「an・an」誌で「美女の法則」というコラムを半年間連載しました。

ミスiDの立ち上げ

2012年には、「新しいタイプの女の子を発掘し、育てるオーディション企画」としてミスiDをスタート。この動きは、当時のアイドル戦国時代に若手グラビアアイドルが活躍する場を提供するべく企画されました。特に、2011年の東日本大震災の影響など、多くの新人が全国区で注目される機会が限られていたことから、彼はSNSを駆使し、雑誌を手に取らない層にもリーチできるオーディションを企画したのです。

ミスiDでは初代グランプリに玉城ティナ、2代目に蒼波純を輩出し、玉城は女優としてのキャリアを確立しました。2014年10月には『アイドリング!!!』に出演し、彼女のことを「アイドル界の目利き」と称されるまでに成長しました。小林は2013年に『FRIDAY』の副編集長に就任し、その後2015年にはミスiDに専任することになります。

活動と書籍

小林の著作には、妄撮シリーズがあり、いくつかの写真集をリリースしています。「妄撮 モーサツ」は2008年に発刊され、その後「妄撮 Blue」や「妄撮男子」など、多くの関連書籍を手掛けました。また、その他にも著名なモデルや俳優のフォトブックなどの制作にも参加しています。

言葉の誕生

彼の考案した「女子力」という言葉は、安野モヨコの「VoCE」2000年10月号に掲載された『美人画報スペシャル』で初めて使われたとされ、小林はこの言葉の誕生に貢献しています。

イベントとコミュニティ

また、小林は「俺の愛する女たち〜本人降臨しまくりスペシャル」や「愛すべき女・女たち」というトークライブを開催し、多くのファンや関係者と深いつながりを持っています。彼の活躍は、今後も多くの新たな才能を生み出すことでしょう。

もう一度検索