小林奈央

小林 奈央

岡山県出身のソフトテニス選手、小林奈央（こばやし なお）は、1993年10月30日にこの世に生を受けました。尽誠学園高校を経て早稲田大学に進学し、学生時代から国内外の大会で頭角を現します。

彼女の選手としてのキャリアは、特に国際舞台での活躍が際立っています。主要な国際大会における戦績は以下の通りです。

主要国際大会での歩み

2011年、世界の強豪が集まる世界ソフトテニス選手権に日本代表として出場。この大会では、国の代表として戦う団体戦で銀メダル獲得に大きく貢献しました。また、個人戦のシングルスでもベスト8まで勝ち進むなど、世界の舞台でその実力を示しました。

翌2012年には、アジアの頂点を決めるアジアソフトテニス選手権に参戦。ここでは、国別対抗団体戦で見事に金メダルを獲得し、日本の優勝に貢献。さらに、混合ダブルスでも金メダルを手にするという快挙を達成し、アジアにおける日本の存在感を示す中心的な選手となりました。

2013年には、東アジア地域のスポーツの祭典である東アジア競技大会に出場。この大会でも小林奈央選手は目覚ましい活躍を見せました。長江光一選手とペアを組んだ混合ダブルスでは金メダルを獲得。さらに、国別対抗団体戦でも金メダル獲得に貢献するなど、二つの金メダルを持ち帰りました。また、宮下愛未選手とのペアで臨んだダブルスでは銅メダルを獲得し、個人戦のシングルスでもベスト8に進出するなど、複数種目でメダルや上位進出を果たし、その万能性を示しました。

2014年は、アジア最大のスポーツイベントであるアジア競技大会に日本代表として選出されました。この大会は、小林選手にとってキャリアの重要な位置を占めるものとなりました。森原可奈選手と組んだダブルスではベスト8に進出。篠原秀典選手・森原可奈選手とのペアで出場したミックスダブルスでもベスト8に入りました。そして、国別対抗団体戦では銀メダルを獲得し、日本のメダル獲得に貢献しました。

そして、2015年の世界ソフトテニス選手権が、彼女の主要な国際大会での最後の記録となりました。この大会では、個人戦のシングルスで再びベスト8に進出。国別対抗団体戦でも銀メダル獲得に貢献し、有終の美を飾りました。

このように、小林奈央選手は、2011年から2015年にかけて、世界選手権、アジア選手権、東アジア競技大会、アジア競技大会といった主要な国際大会で、団体戦、シングルス、ダブルス、混合ダブルスと、様々な種目で多くのメダルや上位入賞を果たし、日本ソフトテニス界に多大な貢献をしました。

特に2014年には、アジア競技大会の日本代表を務めるなど、常に日本を代表する選手として活躍しました。

彼女は2014年シーズンを最後に現役を引退しましたが、その国際大会での輝かしい戦績は、日本のソフトテニス史に確かな足跡を残しています。

参考情報

* JOC選手個人データ - 小林奈央

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