小林徹夫

小林 徹夫のプロフィールと経歴

小林 徹夫（こばやし てつお、1971年4月13日生まれ）は、千葉県我孫子市出身の元アナウンサーです。彼は日本大学法学部を卒業後、1995年に東北放送（TBC）に入社し、アナウンサーとしてキャリアをスタートさせました。初期の頃はスポーツ中継などで数多くの活躍がありました。

来歴

TBCでのキャリアを経て、彼は2001年に九州朝日放送（KBC）に中途入社しました。KBCでは主にスポーツアナウンサーやラジオパーソナリティとして多様な番組に関わりました。特に、ラジオ実況では、福岡ソフトバンクホークスの試合中継を担当し、リスナーと共に興奮の瞬間を分かち合いました。しかし、そのラジオ実況は2024年5月をもって終了することが決まっており、テレビでは同年６月に最終放送を迎える予定です。

エピソード

小林氏のTBC時代には、アナウンサーとしての成長を促す多くの出来事がありました。ある回のローカルニュースでは、放送開始時間に遅刻し、無人のスタジオが映し出されるハプニングが発生。幸いにも、彼は慌ててスタジオに駆け込み、放送を止めることなく無事に乗り切ったそうです。この映像は後に「ハプニング大賞」に取り上げられることになりました。また、ラジオの生放送中にマイクを切り忘れた際、トークバックの音声が流れてしまったこともあり、これも後の叱責を受ける一因となりました。

さらに、全国ネットのアナウンサー特集に取り上げられた際、司会者から「野球をあまり見ない」と言い、バラエティ系のアナウンサーになりたい旨を語っていたというエピソードもあります。

これらの経験を通じて、彼はスポーツ実況の専門性を高めていきました。特に2011年の日本シリーズ中継では、福岡ソフトバンクホークスの日本一決定の瞬間を実況し、アナウンサーとしての重要なマイルストーンを記録しました。

KBCでの活動

KBCでは、プロ野球の実況に加えて、全国高校野球選手権大会など数々のイベントを担当しました。特に2017年と2018年には、高校野球選手権の実況要員として全国大会に派遣されています。また、2019年からは新たに冠番組『小林徹夫のアサデス。ラジオ』をスタートさせ、地域に貢献するアナウンサーとしての存在感を強めていきました。

最近の状況

彼は2022年からプロ野球中継に再び関わることが発表され、ラジオとテレビの両方で実況復帰を果たしました。それ以降は、アナウンス部のディレクター機能も兼任し、より深い映像と展開のある放送作りに参加しています。

結論

小林徹夫は、九州朝日放送でのキャリアを通して、数々のスポーツ中継とラジオ番組で活躍したアナウンサーです。そのユニークで時にはハプニングに見舞われながらも、彼の存在は多くの観客やリスナーに愛され続けています。

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