小林正典

小林 正典（こばやし まさのり）は、1982年11月8日生まれ、北海道出身の日本の歌手であり声優です。現在は株式会社エムズクリエイションズに所属し、音楽、アニメ、ゲーム、舞台と多方面で活動を展開しています。

キャリアの始まり

彼のキャリアは、2010年に開催された「第4回全日本アニソングランプリ」で審査員特別賞を受賞したことから大きく動き出しました。この受賞を機に、彼は人気漫画の実写版となるWEBサイト「VOMIC 『CRASH ！』」にて黒瀬桐役で声優デビューを果たし、表現者としての第一歩を踏み出しました。

音楽活動

歌手としての活動も精力的に行っています。ゲーム音楽への参加も多く、2014年にはアーケードゲーム「pop'n music ラピストリア」に楽曲「今夜ボクがキミの救世主っ！」を提供。その後も、2024年には同じくアーケードゲームの「GITADORA GALAXY WAVE」にて「月下美人」を歌唱しています。

2019年からは、自身のソロプロジェクト「WAЯROCK」を始動させ、独自の音楽性を追求しています。同年には、アニメ「number 24」の主題歌を担当するなど、アニメ作品とも深く関わっています。「WAЯROCK」名義では、主催となるワンマンライブを複数回開催しており、ライブパフォーマンスを通じてファンとの交流を深めています。

声優・俳優としての活動

声優としては、デビュー作であるVOMIC版『CRASH』の黒瀬桐役をはじめ、ドラマCD「プラトニック ブラッド」やアニメ「SUPER LOVERS」などに出演。2020年には、主題歌も担当したアニメ「number 24」にて、是枝裕樹役として声を務めました。

ゲーム分野では、スマートフォン向けアプリ「バンドやろうぜ！」にて、劇中に登場する人気バンド「OSIRIS」のボーカル、高良 京のキャラクターボイスを担当しています。この役柄では、ゲーム内での演技に加えて、リアルバンドとしてのライブ活動にも参加し、多角的な表現を披露しました。その他、mixiゲーム「ドラゴンアウェイクン」にも参加しています。

舞台俳優としても豊富な経験を持ちます。2013年の舞台「ホス探へようこそ」出演以降、東京ハイビームの公演に多数参加。2015年の「ホスピタル」や2016年の「ミッドナイト」では主演を務めるなど、その演技力が高く評価されています。2017年にはオムニバス形式の公演「SHORT GUN THIRD SHOT」にて複数の役を演じ分け、表現の幅広さを見せました。2019年には舞台「ビックリマン 〜ザ☆ステージ〜」にて、主要キャラクターであるヤマト王子役を演じ、話題となりました。

テレビやその他のメディアへの出演もあり、WEB番組「正しいデス声講座」には生徒役として登場しています。また、ライブ活動も活発で、OSIRISのリアルバンドライブや自身のソロプロジェクト「WAЯROCK」でのワンマンライブに加え、様々なアニソンライブイベントや催事に出演しています。

まとめ

小林正典は、アニソングランプリでの実績を基盤に、歌手、声優、舞台俳優として活動の場を広げてきた実力派アーティストです。特に「バンドやろうぜ！」の高良京役を通じて、声優とリアルバンドのボーカルという稀有なポジションを確立しました。その力強い歌声と、キャラクターや役柄に深く入り込む表現力で、多くのファンを魅了しています。今後のさらなる活躍が期待される人物です。

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