小林潔司

小林潔司（こばやし きよし）氏は、1953年7月1日生まれの日本の土木工学者です。専門は計画・マネジメント論であり、京都大学名誉教授の称号を持っています。

兵庫県姫路市出身で、兵庫県立姫路西高等学校を経て、1976年に京都大学工学部土木工学科を卒業しました。その後、1978年に京都大学大学院工学研究科修士課程土木工学専攻を修了し、同年に京都大学工学部土木工学科の助手としてキャリアをスタートさせました。

1991年には鳥取大学工学部社会開発システム工学科教授に就任し、その後1996年に京都大学大学院工学研究科土木工学専攻教授として母校に戻りました。2010年には京都大学経営管理大学院長に就任し、教育・研究の両面でリーダーシップを発揮しました。

2012年には、京都大学大学院経営管理研究部附属経営研究センター長となり、研究活動をさらに推進しました。2017年には、土木学会会長に就任し、学会の発展に尽力しました。また、国土審議会、社会資本整備審議会、交通政策審議会などの専門委員も歴任し、国の政策決定にも貢献しました。

2019年3月に京都大学を定年退官し、現在は名誉教授として、後進の育成や研究活動に携わっています。

小林潔司氏は、その長年の経験と深い知識に基づき、土木工学分野における計画・マネジメント論の発展に大きく貢献しました。教育者、研究者、そして社会貢献活動を通じて、日本の社会基盤整備に多大な影響を与えた人物として高く評価されています。

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