小栗はるひ

小栗はるひ：内面を抉る映画監督

小栗はるひ（1984年4月4日 - ）は、神奈川県出身の日本の映画監督です。横浜商工高等学校、日活芸術学院、ENBUゼミナール熊切和嘉コースを卒業。

来歴

映画制作への情熱を胸に、20歳で映像集団「トラウマサーカス」を立ち上げ、映画監督としてのキャリアをスタートさせました。日活芸術学院卒業制作の『パンツの華』は、京都国際学生映画祭2007に入選を果たします。ENBUゼミナール卒業制作の『少年少女』は、夕張国際学生映画祭2008国内部門グランプリ、国際部門準グランプリ、成城大学映画祭グランプリ、CO2映像展2009オープン・コンペ部門入選と、数々の賞を受賞しました。

2011年には、「どんずまり便器」で主演の菜葉菜がゆうばりファンタスティック映画祭にてベストアクトレス賞を受賞。2018年、OP PICTURES新人監督発掘プロジェクトに応募し、脚本が審査員特別賞を受賞。2019年には、受賞作を映画化した初のピンク映画「バージン協奏曲」を制作しました。「バージン協奏曲」の編集中には妊娠・出産を経験するという、多忙な時期を過ごしています。2020年4月に発表されたピンク映画ベストテンでは桃熊・監督賞を受賞しています。

人物

小栗監督は、やりたいことを尊重する両親のもとで育ち、幼少期から児童教室での映像作りに興味を持ちました。人間の痛みを映画の面白さとして捉え、人間の内面を抉り出す演出に定評があります。

主な作品

パンツの華 （2007年） - 監督、脚本
少年少女 （2008年）　- 監督、脚本
トゥインクルトゥインクル （2009年）　- 監督、脚本
道化師（2009年）　- 監督、脚本
どんずまり便器（2011年） - 監督、脚本
修斗、初恋（2011年）　　-　監督
タイムカプセル　（2011年）　- 監督
ミライにはなにもない　（2011年） 　- 監督、脚本
青春H BADコミュニケーション （2013年） - 監督、脚本
バージン協奏曲 それゆけ純白パンツ!（2019年）- 監督、脚本
かわいいオリカ（2022年）- 脚本
快感メモリー 私が、い〜っパイ（2023年）- 監督、脚本（再編集時に『快感メモリー 〜三人の今日子〜』に改題）
私の太陽（2023年）- 監督、脚本
ふきげんな姉妹（2023年）- 脚本
* 離れられない君へ（2024年12月1日）- 監督、脚本



小栗はるひ監督は、その独特な視点と表現力で、今後も多くの観客を魅了していくことでしょう。

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