小椋久美子

小椋久美子 - 元女子バドミントン選手からスポーツインストラクターへ

小椋久美子（おぐら くみこ）は1983年7月5日生まれの、三重県出身の元女子バドミントン選手であり、現在はスポーツインストラクターとして活動しています。彼女は右利きで171cmの身長を持ち、64kgの体重があります。ニックネームは「おぐっち」で、趣味は小物集めや映画鑑賞です。特に『ラストサムライ』が彼女のお気に入り映画として知られています。また、野球にも興味を持っており、阪神タイガースのファンであることを公言しています。

バドミントン人生の始まり

小椋は8歳からバドミントンを始めました。彼女は川越町立川越南小学校でプレイし、後に地元の中学校を卒業。在学中、潮田玲子という同級生と対戦し、共に全国大会に出場するほどの腕前でした。高校では大阪の四天王寺高等学校に進学し、下宿をしながらバドミントンに打ち込みました。1年生の時には、ジュニアナショナルチームで潮田と偶然ペアを組んで、強豪に勝利を収め、その後3年生で正式なペアとなりました。

プロとしての道

2002年に潮田と共に三洋電機に入社し、その後バドミントン部に所属。アテネオリンピックへの出場を目指しましたが、怪我により出場を逃してしまいました。しかし、彼女は国内大会で急成長を見せ、2004年には全日本総合バドミントン選手権大会で女子ダブルス準優勝。以降、2004年から2008年までこの大会で5連覇を果たしました。

国際舞台でも活躍し、2005年のアジア選手権女子ダブルスで準優勝、デンマークオープンでの初優勝など、数々の栄光を手にしています。2007年には世界選手権で準決勝に進出し、銅メダルを獲得しました。

北京オリンピックとその後

2008年の北京オリンピックに出場した小椋は、課題を抱えながらも5位に入賞。その後、同年11月に発表された全日本総合バドミントン選手権大会にて、潮田とのペア解消を宣言することとなりました。この大会では、大会5連覇を達成し、オグシオとしてのキャリアに華を添えました。

引退後は、2010年に現役を退き、3月には三洋電機を退職しました。その後、スポーツインストラクターとして活動を開始し、カイエンタープライズに所属しています。2011年にはラグビー選手との結婚を発表しましたが、2012年には離婚を告白しています。

現在の活動

小椋は、（公財）日本バドミントン協会の普及指導開発部のメンバーとしても活動しており、2023年には子供心理カウンセラーとチャイルド心理カウンセラーの資格を取得しました。また、2024年には愛知産業大学短期大学通信教育部を卒業し、保育士試験にも合格しています。彼女のこれからの活動にも注目が集まります。

主な戦歴と受賞歴

小椋は日本の国内試合や国際試合で多くの成果を収めています。2002年から2008年にかけての全日本総合選手権大会では、数多くの優勝と入賞を果たしました。また、世界大会でも数多くのメダルを獲得しており、さらに2007年度には文部科学省からスポーツ功労者として顕彰される偉業も達成しています。

小椋久美子は、バドミントン界での成功を経て、それを次の世代に伝えるために努力を重ねている有意義な存在です。

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