小橋停留場

小橋停留場（こばしていりゅうじょう）

岡山県岡山市中区に位置する小橋停留場は、岡山電気軌道東山本線の停留場の一つであり、駅番号はH07です。この停留場は、1923年に西大寺町と東山を結ぶ路線の開通と同時に開業しました。そのため、小橋停留場は岡山市における交通の一端を担ってきた歴史のある場所です。

歴史

小橋停留場の開業は、1923年7月9日であり、岡山の交通網の発展に寄与しました。しかし、歴史の中でいくつかの課題も抱えてきました。特に、2001年11月11日に発生した人身事故では、多くの高校生が負傷するという悲劇がありました。この事故は、停留場の安全対策についての議論を呼び起こしました。

構造

小橋停留場は、道路幅が限られているため、特別なホームを設けておらず、停留場の枠表示のみが存在しています。付近には電信柱があり、そこに駅名の照明も取り付けられています。旅客は時刻表が掲示されている車道脇に待機し、電車が到着すると道路を渡って乗降します。この安全対策として、歩道側で待機するようにとの看板も設置されています。

人身事故後は、待機場所の危険性が指摘され、改善が求められました。しかし、現場の道路が狭いため、ホームやマウンドアップの設置が難しく、スペースの確保を目指した単線化の検討も行われましたが、実現は難しい結果となりました。そのため、次善策としては付近の照明の増設や、中国銀行の敷地内に屋根付きの待機所を整備することが行われ、乗客への安全配慮が続けられています。また、乗客に対する注意喚起として、電車内で「車にご注意ください」というアナウンスも流されています。

周辺情報

小橋停留場の周辺には、いくつかの重要な施設が点在しています。近くには岡山県道28号岡山牛窓線や、小橋という名前の旭川にかかる橋があります。また、両備バスの「小橋」バス停も近くにあり、岡山市民文化ホールや内山工業、中国銀行小橋支店、国清寺、三木記念文化ホールなど、さまざまな施設へのアクセスが可能です。

さらに、小橋交差点の南側には「小橋」バス停があり、ここでは両備バスが運行しています。特にHarecaのサービスを利用すれば、岡山電気軌道の路面電車と両備バスを組み合わせた際に、運賃が調整される便利な仕組みもあります。

乗り入れるバス会社

小橋停留場には、両備ホールディングスが運行するバスが停車します。代表的な路線としては、平井・沖元・津田方面へのバス（347番）、岡山市街方面へのバス（001番）などがあります。

隣の停留場

小橋停留場の隣には、岡山電気軌道の東山本線に位置する他の停留場があります。具体的には、西大寺町・岡山芸術創造劇場ハレノワ前停留場（H06）、京橋停留場（臨）、そして中納言停留場（H08）があり、これらの停留場と連携した交通網の一部を成しています。

小橋停留場は岡山市における公共交通機関として、地域社会に根付いており、その構造や周辺施設の状況は地域の人々や訪問者にとって重要な情報となることでしょう。

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