小田原貴

小田原貴（おだわら たかし）は、1992年12月3日生まれ、東京都府中市出身のサッカー選手です。ポジションは主にミッドフィールダー（MF）として活躍しています。

クラブキャリア

小田原選手は、府ロクジュニアユース、トリプレッタユースを経て東京農業大学に進学。大学では造園を専攻していました。卒業後、先輩の縁で2015年にフィリピンのJPボルテスFCに加入し、プロとしてのキャリアをスタートさせます。加入初年度にチームはユナイテッド・フットボールリーグ2部で2位となり、入れ替え戦を制して1部昇格を果たしました。

2018年にはダバオ・アギラスFCへ移籍しますが、クラブは新リーグ構想の混乱により、その年末に活動を休止してしまいます。半年以上の無所属期間を経て、2019年8月2日にセレス・ネグロスFCへの加入が発表されました。この年、セレス・ネグロスはリーグと国内カップ戦のコパ・パウリーノ・アルカンタラの二冠を達成し、小田原選手にとって初のタイトル獲得となりました。

2020年1月14日には、AFCチャンピオンズリーグ2020予選1回戦のシャン・ユナイテッドFC戦に出場し、国際大会デビューを飾りました。チームはプレーオフまで進出しましたが、1月28日に行われたプレーオフでFC東京に0-2で敗れ、AFCカップ2020本戦に出場することになりました。2月11日のグループステージ初戦、プリヤ・カーン・リーチ・スヴァイリエンFC戦では4-0で勝利し、この試合で国際大会初となる先制ゴールを決めました。

FC東京との縁

小田原選手はFC東京の熱狂的なファンであり、家族全員がソシオ会員です。幼少期のアイドルは元ブラジル代表のアマラオ選手でした。2020年1月28日、セレス・ネグロスの選手としてAFCチャンピオンズリーグ2020のプレーオフでFC東京と対戦し、0-2で敗れましたが、試合後にはFC東京のゴール裏へ挨拶に行き、勝利の儀式を見守り一礼すると、FC東京サポーターから温かい小田原コールが送られました。その際、小田原選手は「ピッチから見上げたサポーターの姿は素晴らしかった。ここで育ったんだなと思った。サポーターからも名前を呼んでもらってうれしかった」「東京サポは僕の中で日本1だと再認識しました」と語っています。

タイトル

セレス・ネグロス
フィリピン・フットボールリーグ：1回 (2019)
* コパ・パウリーノ・アルカンタラ：1回 (2019)


小田原選手は、海外リーグでの挑戦を通じて成長を続け、国際舞台でも活躍を見せる注目のサッカー選手です。

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