小田木真代

小田木 真代

日本の政治家であり、薬剤師としても活動してきた小田木 真代（おだぎ まさよ）氏は、1963年（昭和38年）2月23日にこの世に生を受けました。彼女は茨城県高萩市安良川の出身です。

教育課程は、地元の高萩市立高萩小学校、高萩市立高萩中学校を経て、日本大学豊山女子高等学校へと進みました。その後、日本大学理工学部薬学科で学び、1985年（昭和60年）3月に卒業。同年4月には薬剤師国家試験に合格し、薬剤師としての道を歩み始めます。

政治活動の始まりと茨城県議時代

小田木氏の政治家としてのキャリアは、1999年（平成11年）に始まりました。同年4月2日に、当時茨城県議会議員を務めていた父、小田木 真一氏が死去したことを受け、自由民主党から出馬した県議会議員の補欠選挙で初当選を果たしました。これを機に、彼女は県政の舞台に足を踏み入れることとなります。以後、県議会議員として活動を続け、2010年（平成22年）12月12日の選挙で4期目の当選を重ね、長きにわたり県政に携わりました。

高萩市長としての歩み

県議会議員としてのキャリアを積んだ後、小田木氏は新たな挑戦として高萩市の首長を目指します。2014年（平成26年）1月26日に告示され、2月2日に投票が予定されていた高萩市長選挙に無所属で立候補しました。この選挙では他に候補者がなく、告示日をもって無投票での当選が決定しました。これにより、県議の職は自動的に失われることとなりましたが、3月2日に正式に高萩市長に就任しました。彼女が高萩市のトップに就くのは、市制施行後初めての女性市長であり、茨城県内の市長としては、戦後、常総市長を務めた長谷川典子氏に続いて二人目の事例となりました。これは地方政治における女性の活躍という点で注目すべき出来事でした。市長在任中の2017年（平成29年）に行われた茨城県知事選挙では、多くの県議や市町村長が現職候補への支持を表明する中にあって、新人候補の側を支援するという政治的な判断も行いました。

落選とその後の活動

一期目の任期満了に伴い、2018年（平成30年）2月に実施された高萩市長選挙に臨みましたが、元市職員の大部勝規氏との選挙戦に敗れ、市長の座を退くこととなりました。

市長退任後の2019年（平成31年）1月1日からは、新たな公職として鹿行生涯学習センター・女性プラザの所長兼館長に就任し、地域における生涯学習の振興や女性の活動支援といった分野でその手腕を発揮しています。

薬剤師としての専門知識と、茨城県議会議員、そして高萩市長として培った行政経験を背景に、多岐にわたる分野で活動を展開しています。

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