小田逸稀

小田逸稀：才能溢れるサイドバックの軌跡

1998年7月16日、佐賀県唐津市に生まれた小田逸稀選手は、現在アビスパ福岡で活躍するプロサッカー選手です。主に左サイドバックとして、正確なクロスと積極的なドリブル突破を武器に、チームの攻撃を支える重要な役割を担っています。

高校時代：全国制覇への貢献

中学生時代からサガン鳥栖の下部組織で才能を開花させた小田選手は、高校進学を機に東福岡高等学校へ進学。2年生時には左サイドバックのレギュラーとして活躍し、チームを全国高校総合体育大会と全国高等学校サッカー選手権大会の2冠へと導く原動力となりました。その活躍はスカウトの目に留まり、高校3年生の2016年9月には、鹿島アントラーズからの内定獲得という快挙を成し遂げました。高校最後の選手権では準々決勝で敗退するも、その経験はのちのプロキャリアに繋がる貴重な学びとなりました。

鹿島アントラーズ時代：プロとしての成長

2017年、鹿島アントラーズへ入団。プロとしてのキャリアは、天皇杯での出場から始まりました。初出場を果たした天皇杯2回戦では、持ち前の突破力で相手守備陣を翻弄し、チームの勝利に貢献。続く3回戦では、見事なドリブル突破からのクロスがオウンゴールを誘発し、チームの圧勝劇に彩を添えました。

その後も着実に経験を積み重ね、2018年にはAFCチャンピオンズリーグとJ1リーグで初先発、初出場を果たしました。そして同年10月には、セレッソ大阪戦でプロ初ゴールを記録。着実に成長を遂げていく姿は、周囲の期待を大きく上回るものでした。

経験を積むため、2020年から2021年にかけては、FC町田ゼルビアとジェフユナイテッド市原・千葉へ期限付き移籍。FC町田ゼルビアでは自己最多となる38試合に出場し、3ゴールを記録する活躍を見せました。

2021年末には鹿島アントラーズへ復帰。しかし、2023年1月にはアビスパ福岡へ完全移籍という新たな挑戦を選びました。

アビスパ福岡時代：新たなステージでの活躍

アビスパ福岡では、持ち前の攻撃力を活かし、チームの重要な戦力として活躍が期待されています。新たな環境で更なる成長を遂げ、更なる高みを目指して挑戦を続ける小田選手の今後の活躍から目が離せません。

受賞歴・タイトル

小田選手のこれまでのキャリアには、数々の輝かしい実績が刻まれています。

チーム
東福岡高等学校
全国高校総合体育大会優勝 (2015年)
全国高等学校サッカー選手権大会優勝 (2015年)
鹿島アントラーズ
FUJI XEROX SUPER CUP優勝 (2017年)
AFCチャンピオンズリーグ優勝 (2018年)
アビスパ福岡
Jリーグカップ優勝 (2023年)

個人
* 全国高等学校サッカー選手権大会優秀選手 (2016年)

小田逸稀選手の今後の活躍に期待しましょう。彼の正確なパス、力強いドリブル、そして献身的なプレーは、日本のサッカー界を更に盛り上げるでしょう。

もう一度検索