小菅直人

小菅直人（こすげ なおと）は、1982年3月5日生まれ、新潟県柏崎市出身の元プロバスケットボール選手です。主にbjリーグで活躍し、新潟アルビレックスBBと琉球ゴールデンキングスに所属していました。ポジションはシューティングガードで、身長187cm、体重80kg。

生い立ちとバスケットボールとの出会い

9歳の時にバスケットボールを始め、柏崎市立東中学校、柏崎工業高校へと進学。当時の新潟県には、全国屈指の強豪である新潟商業高校が存在したため、インターハイ、国体、ウィンターカップといった全国大会には縁のない3年間を過ごしました。高校時代はまだ全国的には無名の選手でした。

大学での飛躍

近畿大学に進学後、才能を開花させます。大学1年生からレギュラーの座を掴み、チームの中心選手として活躍。2002年のインカレではベスト16に進出。ベスト8をかけた専修大学との3回戦では、青木康平、波多野和也、中川和之らを擁する優勝候補の専修大学に対し、エースとして奮闘し、残り1分までリードしました。しかし、リバウンド争いの際に相手選手の足に着地し捻挫、無念の途中退場。エースを欠いた近畿大学は逆転負けを喫しました。（専修大学はこの大会で優勝し、青木康平がMVPを獲得。）西日本学生選手権では準優勝に貢献しました。

プロ選手として

2004年、新潟アルビレックスBBのトライアウトに合格し、プロとしてのキャリアをスタートさせます。2005年のbjリーグ発足に伴い、引き続き新潟でプレー。2007年のオールスターゲームでは、日本人初のMVPを受賞しました。

2010年、6年間在籍した新潟アルビレックスBBから琉球ゴールデンキングスへ移籍。2011年3月には月間MVPを受賞。2012年には、入団2年目にしてbjリーグ制覇を果たし、日本人エースとしての地位を確立しました。その後も、2013-14シーズン、2015-16シーズンとbjリーグ優勝に貢献。

2015-16シーズンをもって、現役を引退しました。

小菅直人選手は、その高いシュート力と冷静な判断力で、多くのファンを魅了しました。bjリーグを代表するシューティングガードとして、記憶されることでしょう。

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