小西大樹 (ラグビー選手)

小西 大樹（こにし だいき）は、1987年8月2日に奈良県で生まれた日本の元ラグビー選手です。

身長166cm、体重70kgと小柄ながら、フィールド上ではスクラムハーフ（SH）としてチームを支える重要な役割を担いました。「コニ」のニックネームで親しまれています。

ラグビーとの出会いは、兄の影響を受けたことがきっかけでした。この幼い頃からの経験が、その後の輝かしいキャリアの礎となります。

学生時代は、地元の強豪校である奈良県立御所工業高等学校でラグビーに打ち込み、卒業後、2006年には東海大学へ進学しました。大学の体育会ラグビーフットボール部でスキルを磨き、卒業までの4年間で選手としての土台を築き上げました。

大学卒業後、2010年には当時のトップリーグに所属していた三洋電機ワイルドナイツ（現在の埼玉パナソニック ワイルドナイツ）に加入し、プロキャリアをスタートさせました。強豪チームの中で研鑽を積み、2012年9月1日に行われたジャパンラグビートップリーグの開幕節、リコーブラックラムズ戦で公式戦に初出場を果たしました。この試合では途中出場ながら、トップレベルでの一歩を踏み出しました。

2014年には、同じくトップリーグの豊田自動織機シャトルズ（現在の豊田自動織機シャトルズ愛知）へ移籍。新たな環境で経験を積み、チームに貢献しました。約5シーズンにわたってシャトルズでプレーした後、2019年2月にチームを退団しました。

一度はチームを離れましたが、同年10月には以前所属していたパナソニック ワイルドナイツ（当時の名称）に再加入し、現役復帰を果たします。再び慣れ親しんだチームでプレーする機会を得て、最後のシーズンまで全力を尽くしました。

そして、2021年、埼玉パナソニック ワイルドナイツを退団すると同時に、長年にわたる現役生活に終止符を打ち、ラグビー選手としてのキャリアを引退しました。

ラグビー以外では、2019年7月7日からTBSテレビで放送されたテレビドラマ「ノーサイド・ゲーム」に出演し、小西大樹役として俳優デビューも果たしています。グランドの外でも才能を発揮しました。

小西大樹は、ひたむきな努力と情熱を持ってラグビーに取り組み、日本のトップリーグで長く活躍した選手として記憶されています。

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