山・海・漬

テレビ番組『山・海・漬』の紹介

『山・海・漬』（さんかいづけ）は、岩手めんこいテレビが毎週土曜日の午後にお届けする人気のテレビ番組です。この番組は、1996年10月14日に放送を開始し、岩手の自然が豊富であることを背景に、地元の名物「山海漬」にちなんで名付けられました。20年以上にわたって放送されたこの番組は、県内の情報を楽しく提供し続けることで、多くの視聴者に愛されています。

番組の歴史と変遷

放送開始当初は月曜日の夕方に放送されていましたが、1999年には現行の土曜日の時間帯に変更されました。その後、2019年には通算1000回を迎えるなど、その長寿番組としての地位を確立しています。この番組の中で、岩手県の魅力を引き出す様々な企画が展開されており、特に盛岡市周辺の特集が多いですが、時には隣県の秋田県にまで範囲を広げて紹介することもあります。

番組は、地元のタレントやアナウンサーがリポーターとして出演し、ドライブ情報やグルメ情報、散策を通じてその土地の良さを探る内容が多様に用意されています。視聴者の知的好奇心を刺激する内容が多く、2009年の放送では視聴率が20.3%を記録するなど、その人気を証明しています。

オープニングと放送スタイル

オープニングタイトルでは暖簾をモチーフにしたCGが使用されており、番組のテーマ曲はパーカッションのみで構成されているのが特徴です。放送のスタイルは、初期にはスタジオ進行が行われていましたが、現在はオールロケ形式が基本となっています。特別企画として、稀にスタジオでの進行もあります。

2017年までの放送には、「岩手遺産」と題したコーナーがあり、県内の名勝や文化遺産を詳しく紹介する企画も含まれていました。2022年以降、兵庫県のサンテレビでも放送されることが決まり、関西圏でも気軽に視聴できるようになっています。

放送時間と再放送

また、再放送についても工夫が施されており、2007年からは土曜日の深夜に1時間枠で再放送され、さらにその後の時間帯の変更が行われています。これにより、視聴者は過去の名場面を楽しむことが可能になりました。2017年から2018年には、傑作選としてセレクション放送も行われました。

出演者とナレーション

番組では、2020年から多くの回において岩手めんこいテレビのアナウンサーがリポーターとして出演しています。そしてナレーションには二階堂芳子が担当し、魅力的な声で番組を盛り上げています。以前は、小野寺瑞穂がナレーションを務めていました。

このように『山・海・漬』は、岩手の魅力を多彩に伝え続けるテレビ番組として、地域の人々に親しまれています。今後も、そのユニークなスタイルで、視聴者を楽しませてくれることでしょう。

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