山下まゆみ
山下まゆみについて
山下まゆみ（やました まゆみ）は、1975年11月22日に岐阜県高山市で生まれた元柔道選手です。身長170cm、体重100kgであり、主に大外刈りを得意技としていました。彼女の柔道人生は小学校2年生から始まり、高山市の道場で師匠の指導を受けながら成長しました。
経歴
山下が柔道を始めたきっかけは、叔父の勧めだったと言われています。中学校では岐阜県体重別選手権で優勝し、その後、兵庫県にある夙川学院高校に進学しました。ここで彼女は、高校選手権で準優勝し、さらにドイツジュニア国際大会で3位入賞を果たしました。山下はこの高校時代を「一番頑張った時期」と振り返り、厳しい練習を通じて成長しました。
高校卒業後、福岡にある純真女子短期大学に入学しましたが、思うような結果が出ず、柔道を続けるか職業を選ぶかを悩む時期がありました。それでも「このまま終わりたくない」という思いから、系列校の東和大学に編入しました。
大学では全日本体重別選手権での優勝経験を持つ指導者、阿部由記子の下で練習し、1997年には全日本選手権や学生選手権で好成績を収めました。1998年には大学を卒業し、大阪府警に入庁しました。
警察に勤務する一方、1998年の全日本体重別選手権で準優勝、ドイツ国際や全国女子体重別選手権でも3位となり、順調に成績を残していきました。しかし、1999年は調子が崩れ、多くの試合で苦戦を強いられました。これを克服するために、攻撃的なスタイルに転向し、再び結果を残し始めます。
2000年は特に飛躍の年で、フランス国際で銅メダルを獲得。その勢いを持って全日本選手権や選抜体重別選手権で優勝し、アジア選手権でも3位を獲得。さらには、9月のシドニーオリンピックで日本代表として出場し、準決勝で敗れたものの3位決定戦では見事な試合を展開し、銅メダルを獲得。この成果により、山下は警察官として昇進しました。
オリンピック後は2001年の東アジア大会で準優勝などの結果を残し続けましたが、新たに台頭してきた選手たちに押され、2003年の講道館杯で現役を引退することに決めました。
人物
山下まゆみは高山市という雪に囲まれた環境で育ったため、ウィンタースポーツも得意でした。特にスキーでは1級の腕前を持ち、スノーボードにも秀でています。これにより、彼女は柔道選手としての枠を超えて、様々なスポーツに親しんできたアスリートでもあります。
主な戦績
山下まゆみの柔道における功績は数多く、彼女の努力と情熱は多くの人に影響を与えを続けています。
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