山内登

山内 登（やまうち のぼる）

日本の政治家。1957年（昭和32年）9月3日、岐阜県大垣市に生まれる。岐阜県下呂市長を務め、現在2期目。

経歴

岐阜県立大垣北高等学校を卒業後、立教大学経済学部経営学科に学び、1980年（昭和55年）3月に同大学を卒業した。

大学卒業と同年の4月、岐阜県警察に採用され、警察官としてのキャリアをスタートさせる。その職務経験の中で、1991年（平成3年）から1996年（平成8年）にかけては外務省へ出向する機会を得た。この間、ニカラグアの日本大使館やスペインのバルセロナ総領事館に勤務し、国際的な視野を広げた。帰国後は再び岐阜県警での職務に戻り、警察組織内でキャリアを重ねた。2015年（平成27年）から2016年（平成28年）にかけては、地元の要職である下呂警察署長を務めている。長年の警察官生活を経て、2018年（平成30年）に公務を終え、定年を迎えた。

政治活動

警察官として地域社会に貢献してきた経験を活かし、政治の道を目指すこととなる。2019年（令和元年）12月9日、任期満了に伴って実施される下呂市長選挙への立候補の意向を表明した。

2020年（令和2年）4月5日に選挙が告示されると、世界的に感染が拡大していた新型コロナウイルスの影響下で、従来の街頭演説や集会といった選挙活動が困難となる異例の事態となった。この選挙戦は、現職候補との一騎打ちの構図となった。現職候補は、国島芳明高山市長をはじめとする近隣自治体の首長からの支援を受け、連携の重要性を強調する戦術を展開した。一方、現職に比べて知名度で劣るとされた山内氏は、選挙戦における新たな手法を模索した。ツイッターやフェイスブック、YouTubeといったソーシャルメディアプラットフォームを積極的に活用し、特に若い世代の有権者層への浸透を図る戦略を取った。有権者との直接的な接触が制限される状況下で、デジタルツールを駆使した情報発信が選挙戦の鍵となった。

同年4月12日に行われた投開票の結果、山内氏は現職候補との激戦を制し、見事に初当選を果たした。この時の有権者数は26,799人、最終投票率は75.43%であった（前回比マイナス4.31ポイント）。当選後、2020年4月18日に正式に下呂市長に就任した。

その後、2024年（令和6年）4月7日に告示された下呂市長選挙においては、他に立候補を届け出る者がなく、無投票での再選が決まり、現在2期目を務めている。

外部リンク

山内氏に関する活動や情報は、以下のソーシャルメディア等で発信されている。

山内登氏とわくわく下呂市を!!山登会 (@yamatokai2020) - X（旧Twitter）
山内登氏とわくわく下呂市を!!山登会 (WakuwakuYamatokai) - Facebook
わくわく下呂市山登会 - YouTubeチャンネル
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