山口仁也

山口 仁也

日本で活動するプロボクサーである山口仁也（やまぐち じんや）は、1999年11月18日に佐賀県多久市で生を受けた。スーパーフライ級を主戦場とし、三迫ボクシングジムに所属している。キャリアの頂点として、第46代日本スーパーフライ級王座に就いている。

人物

幼い頃からボクシングに親しみ、12歳で本格的に競技を開始した。学生時代は学業とボクシングを両立させ、東福岡高校を経て大東文化大学に進学。大学時代はボクシング部で主将を務めるなど、リーダーシップも発揮した経験を持つ。

プロキャリア

プロのリングに初登場したのは2022年6月22日。デビュー戦を5回TKOによる勝利で飾り、幸先の良いスタートを切った。

続くキャリアにおいて、2023年3月14日には後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル」のリングに上がった。アマチュア時代に2度拳を交えた経験のある中垣龍汰朗との日本スーパーフライ級ユース王座決定戦に臨み、8回に及ぶ接戦の末、2-0の判定（採点：77-75が2者、76-76が1者）で勝利。見事に日本ユース王座を獲得し、若手ボクサーとしての地位を確立した。

さらにキャリアを進め、2024年10月31日、後楽園ホールで行われた日本スーパーフライ級最強挑戦者決定戦で、日本同級1位の実力者である重里侃太朗と対戦した。この試合は8回を戦い抜き、1-1の引き分け（採点：77-75が1者、75-77が1者、76-76が1者）という結果に終わった。プロデビュー以来続いていた5連勝はここでストップしたが、最強挑戦者決定戦に適用される特別ルールにより、引き分けの採点を出したジャッジがつけた優勢点が考慮され、山口が勝者として扱われた。これにより、当時の日本王者である高山涼深への挑戦権を獲得した。

しかし、挑戦予定であった高山王者が病気療養のため一時的に休養に入り、2025年3月19日付で日本王座を返上することが決定。この状況を受け、山口は2025年4月22日に改めて日本スーパーフライ級王座決定戦に臨むこととなり、相手は日本同級2位の吉田京太郎に変更された。

迎えた2025年4月22日、後楽園ホールで行われた吉田京太郎との日本スーパーフライ級王座決定戦。山口はこの10回戦を3-0の判定（採点：95-94が1者、96-93が2者）で制し、念願の日本王座を獲得。第46代日本スーパーフライ級王者となった。

プロデビューから無敗記録を継続しており、今後の防衛ロードに注目が集まる。

獲得タイトル

第5代日本スーパーフライ級ユース王座（防衛0）
第46代日本スーパーフライ級王座（防衛0）

戦績

アマチュアボクシング: 33戦22勝11敗
プロボクシング: 7戦 6勝（2KO）1分 無敗

関連項目

男子ボクサー一覧
東福岡自彊館中学校・東福岡高等学校
日本のボクシング地区王者一覧
ボクシング日本王者一覧

外部リンク

山口仁也 (@Jinya_1118) - X（旧Twitter）
山口仁也 (@jinya.1118) - Instagram
* 山口仁也の戦績 - BoxRec（英語）

もう一度検索