山口刑務所

山口刑務所：概要

山口刑務所は、広島矯正管区に所属する刑務所で、山口県山口市松美町に所在しています。JR山口線湯田温泉駅から徒歩約10分というアクセス利便性の高い立地にあります。

収容対象者は、主に短期刑に服する初犯の若年層であり、収容定員は547名です。YA級およびA級の分類級に該当する受刑者を収容しています。

かつては萩拘置支所と宇部拘置支所も管轄下にありましたが、それぞれ2021年4月と2023年3月に廃止されています。現在、下関拘置支所と周南拘置支所の2つの拘置支所を管轄下に置いています。なお、山口県内にある他の刑務所である美祢社会復帰促進センターとは、管轄が異なります。

組織と業務

山口刑務所の組織は、所長を頂点に、2部1課の2部制となっています。具体的には、以下の部署で構成されています。

総務部: 庶務課、会計課、用度課から成り、刑務所の運営全般を担っています。人事、予算、施設管理など、円滑な運営に不可欠な業務を分担して行っています。
処遇部: 処遇担当と企画担当から成り、受刑者の更生に繋がる処遇プログラムの企画・実施、そして、刑務所全体の運営改善のための企画立案などを担当しています。受刑者の生活指導、教育プログラム、医療ケアといった、受刑者の更生に直結する重要な業務を担っています。
* 医務課: 受刑者の健康管理を担当する部署です。日常の健康診断から病気の治療まで、受刑者の健康状態を維持・管理するための医療サービスを提供しています。

職業訓練

山口刑務所は、全国8ヶ所しかない総合訓練施設の一つに指定されており、充実した職業訓練プログラムを提供しています。総合訓練として、ビル設備管理科など13種目の訓練科目を設置し、受刑者の社会復帰に向けたスキル習得を支援しています。

更なる訓練の充実を図るため、必要に応じて「姫山技能訓練所」の名称を使用することも可能です。これは、受刑者にとってより分かりやすく、訓練内容を理解しやすい名称として活用することで、訓練へのモチベーション向上に繋がると考えられます。

アクセス

山口刑務所へのアクセスは、JR西日本山口線湯田温泉駅から徒歩約10分です。公共交通機関を利用することで、容易にアクセスできます。

まとめ

山口刑務所は、短期初犯の若年層を対象とした、再犯防止に力を入れた刑務所です。充実した職業訓練プログラムと、アクセスしやすい立地を活かし、受刑者の更生と社会復帰を支援しています。今後も、社会の安全と受刑者の更生という両面において重要な役割を果たしていくことが期待されます。

もう一度検索