山口富夫

山口 富夫のプロフィール

山口 富夫（やまぐち とみお）は、1948年7月30日に神奈川県で生まれた元プロ野球選手で、ポジションは投手として活躍しました。彼は右投げ右打ちの選手であり、プロ入り前は「山口 富雄」という名前でも知られていました。

経歴・人物

山口は横浜高校を卒業した後、神奈川大学で野球を続け、優れた才能を見せました。その後、三協精機に入社し、1971年の都市対抗野球ではチームを準決勝に導く重要な役割を果たしました。この活躍が評価され、1972年のドラフトで太平洋クラブライオンズから2位指名を受け、プロ野球の世界への道を歩み始めました。

プロ入り当初、1973年にオープン戦で開幕投手を務めた山口でしたが、公式戦では出場機会に恵まれず、1975年のオフに金銭トレードで読売ジャイアンツに移籍しました。ジャイアンツでの彼は打撃投手としても活動し、一軍入りを目指しましたが、期待に応えられず、ついには引退することとなります。

ジャイアンツ時代

ジャイアンツ在籍中は、昭和50年代前半（1976年 - 1979年頃）に王貞治内野手の専属打撃投手としても知られ、彼との親しい関係が築かれました。この経験は、山口にとって特別なものであり、以降、彼は「主役の裏方」としてもテレビコマーシャルに出演しました。また、新人の年にはオープン戦で王から本塁打を許しており、そのエピソードもファンの間で語り継がれています。

引退後も山口はジャイアンツに残り、1992年まで打撃投手として選手たちをサポートし続けました。彼の背番号は1973年から1975年まで32番、1976年から1979年までは88番、1980年から1988年まで91番、そして1989年から1992年まで113番でした。たとえ一軍公式戦への出場はなかったものの、彼の貢献はチームにとって欠かせないものでした。

関連項目

山口 富夫は神奈川県出身の選手として、多くの同じ県出身の選手たちと同様にプロ野球界での苦労と成功を味わいました。彼の経歴は神奈川大学出身の選手や、埼玉西武ライオンズ、読売ジャイアンツの選手たちの中でも特異なものと言えるでしょう。彼の努力と専念が、多くの若い選手への励みとなることを願います。

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