山口県立山口高等学校

山口県立山口高等学校について

概要

山口県立山口高等学校（通称：山高）は、山口県山口市糸米に所在する公立の高等学校です。1816年に設立された「山口講堂」を起源としており、その後「山口県立山口中学校」へと発展し、1870年に創立しました。2020年には150周年を迎え、地域に根ざした学校として多くの卒業生を輩出しています。

校訓と校章

山口高等学校の校訓は「至誠剛健」で、その言葉通りの教育理念のもと、学生たちは日々学び成長しています。校章は「山」と「高」の文字を組み合わせたシンプルでありながらも印象的なデザインです。

施設・カリキュラム

学校は全日制、定時制、通信制の3つの課程を有し、普通科と理数科、さらに衛生看護科も設置されています。2000年度からは2学期制を導入し、授業時間も50分から65分に延長され、より充実した学びの環境が提供されています。

進学状況

進学につきましては、地元である山口大学への進学者が特に多く、さらに岡山大学や広島大学、九州大学といった国公立大学へも多数の合格者を出しています。また、私立大学においては立命館大学や西南学院大学などへの進学も目立ち、毎年数名が東京大学や早稲田大学、慶應義塾大学といった難関大学へ進学しています。

学校行事

学校行事も多彩で、年に一度の「山高総体」や「銀鐘祭」など、生徒の主体的な参加を促し、友情を育むイベントが多数行われています。学内での合唱大会も特色の一つで、クラス対抗で行われるため、学年を越えた交流が生まれます。

部活動

部活動も活発で、運動部や文化部を問わず多くの生徒が参加しています。陸上部やサッカー部などの運動部だけでなく、軽音楽部や演劇部などの文化部も盛んに活動しています。特に、陸上部や野球部は伝統のある強豪校として知られ、全国大会出場の実績もあります。

同窓会・著名な卒業生

山口高等学校の同窓会は県外にも広がっており、東京や大阪、福岡などに支部を持ています。これまでに多くの著名な卒業生を輩出しており、政界や実業界での活躍が見受けられます。たとえば、安倍晋太郎や佐藤栄作などの政治家、そして多田公煕や鮎川義介といった実業家がいます。

アクセス

学校へのアクセスも便利で、最寄りの山口駅からは徒歩20分の距離にあります。周辺には多様な施設が揃っており、学生たちの学びの環境が充実しています。山口県庁や山口県立美術館、山口大学なども近く、地域との関わりも深いです。

まとめ

山口県立山口高等学校は、教育への熱意と地域貢献を大切にしながら、多様な教育環境を提供しています。歴史ある学校の伝統と新しい取り組みを融合させ、未来を担う人材を育成する役割を果たし続けています。

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