山口麻美

山口麻美のサッカーキャリア

山口麻美（やまぐち まみ）は、1986年8月13日生まれで、東京都西東京市出身の元女子サッカー選手です。彼女は元日本女子代表の選手であり、フォワードとミッドフィールダーとして知られています。特に2007年には日本人初となる「ハーマン・トロフィー」を受賞し、その功績は高く評価されています。

初期の経歴

山口は4歳の時、兄の影響を受けてサッカーを始めました。その後、FC明成や小平FCイレブンなどで技術を磨き、1999年には中学1年生で日テレ・メニーナに入団しました。その後東京都立豊多摩高等学校に進学し、2002年に日テレ・ベレーザに昇格します。彼女の初シーズン、2003年には18試合に出場し、9得点を記録して注目を集めました。

フロリダ州立大学での挑戦

2005年、山口は新たな挑戦を求めてフロリダ州立大学に留学し、大学女子サッカー部でプレーを始めました。同年、日本代表のメンバーにも選ばれ、バンコクで開催されたユニバーシアードに参加しました。2007年度にはアトランティック・コースト・カンファレンスで24得点と18アシストを達成し、この年のハーマン・トロフィーを受賞しました。これは日本人として初の快挙であり、同大学の女子サッカー部では初の受賞者となりました。今年の7月には日本代表としてデビューを果たしました。

スウェーデンでの活躍

2008年、山口はスウェーデンのウメオIKに移籍し、ダームアルスヴェンスカンでプレーしました。在籍中にはリーグ優勝を2度果たし、UEFA女子カップの決勝へも進出。彼女の経験はチームに大きな貢献をしました。

アメリカリーグと帰国後の活動

2009年にはアトランタ・ビートに移籍し、WPSで21試合に出場しました。代表としても活躍し、数々の日本代表戦でゴールを決めています。2010年12月にはハンマルビーIFに移籍しましたが、右膝を負傷し、その影響で1年間のプレーにとどまりました。2012年に岡山湯郷Belleに復帰後、2013年シーズンまで活躍し、続いて日テレ・ベレーザにも移籍しました。2014年には皇后杯でチームの優勝にも貢献しました。

引退と指導者としての第一歩

彼女は2015年から引退し、NWSLのウェスタン・ニューヨーク・フラッシュのプレシーズンに参加。その後、フロリダ州立大学をご卒業された2016年、2023年にはワシントン・スピリットでアシスタント・コーチとして指導の道に進みました。これにより、彼女は次世代の選手育成に貢献する立場に立ち、これからのサッカー界における影響力が期待されています。

主なタイトル

クラブ

• - ウメオIK: ダームアルスヴェンスカン優勝 (2008)
• - 日テレ・ベレーザ: 日本女子サッカーリーグ優勝 (2010)、皇后杯全日本女子サッカー選手権大会優勝(2004、2014)

代表

• - 日本女子代表 (なでしこジャパン): 東アジアサッカー選手権優勝 (2010)、アジア競技大会優勝 (2010)

個人

• - ハーマン・トロフィー受賞 (2007)

山口麻美は、長きにわたるサッカーキャリアを通じて、多くの記録と功績を残し続けており、女子サッカーの発展に大きく寄与した選手の一人です。

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